【冬の俳句 おすすめ20選】中学生向け!!冬の季語を使った俳句作品集を紹介!

 

今回は、中学生の皆さんに向けて、冬の俳句集をご紹介していきます。

 

冬と言えば、さまざまなイベントがたくさんありますね。

 

クリスマスに冬休み、お正月、バレンタイン…。楽しみにしている人も多いのではないでしょうか?

 

そう、冬は私たちにとって心躍る季節ですよね。だから俳句にも、冬をテーマにした作品がとても多いのです。

 

今回紹介するのは、有名な作品からオリジナルのものまで、私のおすすめの俳句ばかりです。

 

この記事を読み終わるころには、あなただけのお気に入りの一句が見つかるかもしれませんよ♪

 

リス先生
それでは、さっそく見ていこう!

 

俳句に冬らしさを出す!冬の季語を知ろう

 

さて、俳句を作るうえで欠かせないのが、【季語(きご)】の存在です。

 

俳句には必ず、季節を表す言葉を盛り込まなければいけません。

 

この季節に表す言葉のことを季語と言い、春夏秋冬それぞれの季節によって決まった季語があります。

 

ここでは、【冬の季語】について触れていきたいと思います。

 

リス先生
中には難しいものや、昔の行事などでピンとこないものもあると思うので、現代にも通じる季語をピックアップしてみたよ!

 

中学生向け冬の季語

 

■行事についての季語■

 

大晦日(おおみそか)、お正月、雪だるま、大掃除、冬休み、クリスマス、お年玉、除夜の鐘など

 

…行事についての冬の季語には、わくわくするものがたくさんありますね。言葉の数も、5文字の季語が多いので、俳句を作りやすいかもしれません。

 

■いきものについての季語■

 

うさぎ、牡蠣(かき)、鴨(かも)、寒雀(かんすずめ)、鷹(たか)、千鳥(ちどり)、鶴(つる)、白鳥、ふぐ、ふくろう、水鳥、鷲(わし)など

 

…いきものについての冬の季語には、ほかの季節と比べると鳥の名前が多いです。白鳥や鶴、鷲などは冬のあいだに日本にやってくる渡り鳥です。

 

■植物についての季語■

 

落ち葉、枯れ尾花(かれおばな)、枯れ木、枯野(かれの)、枯れ葉(かれは)、寒椿(かんつばき)、さざんか、水仙(すいせん)、大根、人参(にんじん)、ねぎ、白菜、みかん など

 

…植物についての冬の季語の中には、ふだんからなじみの深い大根や人参、みかんなどがありますね。こたつにみかん!のように、生活の風景が想像しやすいかもしれません。また、寒椿(かんつばき)やさざんかと言った花は、あざやかな赤い色をしています。雪のふるなかにこれらの花が咲いているのを想像すると、とってもすてきですね!

 

■気象やお天気についての季語■

 

北風、氷、木枯(こが)らし、小春(こはる)、小春日(こはるび)、小春日和(こはるびより)、寒さ、時雨(しぐれ)、霜(しも)、霜柱(しもばしら)、短日(たんじつ)、冷たい、つらら、初雪、山眠る、雪、流氷など

 

…『小春』と聞いて、「えっ?春という字が使われているのに冬の季語なの?」と思いましたか?実は『小春』とは、冬の始まるころの、少しあたたかい春に似た日和(ひより)が続くころのことを言います。意外ですね。

 

■生活についての季語■

 

重ね着、風邪(かぜ)、家事、こたつ、七五三、障子(しょうじ)、除夜(じょや)、師走(しわす)、スキー、スケート、炭(すみ)、炭火(すみび)、咳(せき)、節分、たき火、竹馬、足袋(たび)、手袋、年の暮れ、火鉢(ひばち)、雪見など

 

…生活についての冬の季語の中には、みなさんの身近なものがたくさん並んでいます。風邪(かぜ)や火事など、用心しなければならないことも冬の季語に含まれていますね!そのほかにも、イメージがふくらみそうな季語ばかりです。

 

 

リス先生
このように、ひとくちに【冬の季語】と言っても、本当にたくさんのものがあるよ!上手に【季語】を取り入れて俳句を詠めるといいね!

 

中学生向け!!有名な冬の俳句集【10選】

「ac 写真 冬景色」の画像検索結果

 

ここからは、有名な冬の俳句を紹介します。

 

もしかしたら教科書などで目にしたものもあるかもしれません。

 

リス先生
お気に入りの一句が見つかるといいね!

 

【NO.1】高浜虚子

『 遠山(とおやま)に 日の当たりたる 枯野(かれの)かな 』

季語:枯野

意味:あたりは日がかげって、さむざむとした枯野であるが、遠い山にだけ冬の日が当たっていて明るい。

俳句仙人
高浜虚子(たかはま・きょし)は、明治・大正・昭和時代の俳人じゃ。俳人とは、俳句を詠()む人のこと。日本の近代文学に大きな影響をおよぼした、正岡子規(まさおか・しき)の弟子として、俳句雑誌「ホトトギス」で活やくしたのじゃ。

 

【NO.2】小林一茶

『 うまさうな 雪がふうはり ふわりかな 』

季語:雪

意味:空を見上げれば、うまそうな牡丹雪がふうわりふわりと舞い落ちてきたよ。

俳句仙人
牡丹雪(ぼたんゆき)とは、牡丹の花びらのように大きなかたまりとなって降る雪のこと。小林一茶(こばやし・いっさ)は、江戸時代を代表する俳人の一人。与謝蕪村(よさぶそん)、松尾芭蕉(まつおば・しょう)とならぶ有名な俳人じゃ。なんと一茶は、生涯に2万以上もの句を詠んだそじゃ!ユーモアたっぷりでお茶目だったという、彼の性格がよく出ている一句じゃのぅ。

 

【NO.3】正岡子規

『 いくたびも 雪の深さを たずねけり 』

季語:雪

意味:何度も何度も、雪の深さはどれほどになったのかと問うてしまったよ。

俳句仙人
正岡子規(まさおか・しき)は、子どもの頃から身体が弱く、亡くなるまでの7年間は肺結核(はいけっかく)をわずらい、34歳という若さで亡くなってしまったのじゃ。正岡子規はこの句を詠んだころ、病気のせいで起き上がって外を見ることもできなかったそうじゃ。シンプルに思える句が、そんな正岡子規の気持ちを思うと、味わい深い一句じゃのぅ…。

 

【NO.4】北原白秋

『 瓦斯燈(ガスとう)に 吹雪(ふぶき)かがやく 街を見たり 』

季語:吹雪

意味:冷えた空気の中、きらきらと光るガス燈に照らされ、吹雪が輝く街が見える。

俳句仙人
北原白秋(きたはら・はくしゅう)は、俳人であり詩人、そして童謡(どうよう)作家としても有名で、彼の作った歌は現代でも子どもたちにうたわれておるぞ。冬の美しい幻想的(げんそうてき)な風景が、目の前に広がるような一句じゃ。

 

【NO.5】星野立子

『 しんしんと 寒さがたのし 歩みゆく 』

季語:寒さ

意味:しんしんとした寒さが楽しい、私は歩いてゆく…。

俳句仙人
星野立子(ほしの・たつこ)は昭和に活やくした俳人で、高浜虚子の次女じゃ。親子で俳人だなんて、なんだかすごいのう。寒さはつらくて嫌になることもあるが、この句では寒さを「楽しい」と表現したのが印象的じゃ。寒さも楽しみたいのう♪

 

【NO.6】松尾芭蕉

『 初雪や 水仙の葉の たわむまで 』

季語:初雪、水仙

意味:待ちに待った初雪が降った。その雪の重さにたえかねて、水仙の葉が折れ曲がっている。

俳句仙人
松尾芭蕉は江戸時代の俳人で、紀行文「おくのほそ道」を書いたぞ。紀行文とは、現代でいうエッセイのようなものじゃ。「おくのほそ道」の中でもたくさんの俳句が詠まれておる。この句は、初雪と水仙というふたつの季語が入っておるぞ。

 

【NO.7】中村汀女

『 雪しげく 何か家路(いえじ)の 急がるる 』

季語:雪

意味:雪がしきりに降っている。何とはなしに、家への道を急いでいる。

俳句仙人
中村汀女(なかむら・ていじょ)は、昭和を代表する女流俳人じゃ。家庭の中にある日常を、豊かな表現で俳句にすると評判だったそうじゃ。雪の道の中を急いで帰る様子が目に浮かぶのう。

 

【NO.8】小林一茶

『 をさな子や 文庫に仕舞(しま)ふ はつ氷 』

季語:はつ氷

意味:幼い子が文庫(ぶんこ=小物を入れる箱のこと)の中にそっと初氷をしまっている。

俳句仙人
再び、小林一茶の句じゃ。子どもはこの季節に初めてできた氷がうれしくて、自分の小物入れにしまったのじゃろうな。氷はいずれとけてしまうるが、大切にとっておきたい!といういじらしい気持ちが伝わってくるのう。

 

【NO.9】正岡子規

『 さらさらと 竹に音あり 夜の雪 』

季語:雪

意味:夜の雪がさらさらと音を立てて、竹に当たっている音がする。

俳句仙人
正岡子規の句じゃ。「さらさらと」という5文字が、静かに雪が降る様子をうまくとらえておるのう。寒さに静まりかえった中で、雪が竹に当たっている音だけが聞こえてきそうじゃ。

 

【NO.10】与謝野蕪村

『 草枯れて 狐(きつね)の飛脚(ひきゃく) 通りけり 』

季語:草枯れて

意味:草は枯れ枯れる季節となり、狐が飛脚のように通っていく。

俳句仙人
飛脚とは、現代で言う郵便屋さんのこと。乗り物のない時代のことじゃから、みな自分の足をつかい、走って手紙や知らせを届けたそうじゃ。早く走っていく飛脚の様子と、身軽な狐の姿が重なったのじゃろう。印象的な表現じゃのう。

 

素人でもうまい俳句が作れる!オリジナル俳句集【10選】

「ac 写真 雪合戦」の画像検索結果

 

ここまでは、冬の俳句の中でも特に有名な句をみなさんに紹介しました。

 

「やっぱり俳句はむずかしいかも!」「こんなに上手に詠めるのかな?」と思った方もいるのではないでしょうか?

 

不安にならなくても大丈夫!俳句には色々な種類があり、さまざまな人が俳句を詠んで楽しんでいるんですよ♪

 

ここからは、一般の方が詠んだオリジナルの俳句をご紹介します。

 

リス先生
みなさんと同じく中学生の方が詠んだ俳句もあるよ!クスっと笑えるものから、共感できるものもあるので、ぜひ参考にしてみてね!

 

【No.1】しもやけを 父にふまれて 大げんか

季語:しもやけ

意味:しもやけになってかゆいところを、父がまちがってふんでしまい、大げんかになりました。

俳句仙人
しもやけをふまれたら、とても痛そうじゃ…!かわいそうじゃが、お父さんとけんかしている様子がほほえましいのう。

 

【No.2】本当の 空が来ている 冬木立(ふゆこだち)

季語:冬木立

意味:冬、葉を落としている木々を見上げると、空がいつもより広い。これが本当の空の広さなんだな。

俳句仙人
厳しい寒さで木々も葉っぱを落としてしまうが、だからこそ見られる冬の空というものもあるじゃろうなぁ。

 

【No.3】この恋と 冬眠しよう 癒()えるまで

季語:冬眠

意味:つらい失恋の傷が癒えるまで、この恋と一緒に冬眠していよう。

俳句仙人
ああ、切ない!とっても切ない一句じゃ…。早く傷が治りますように。

 

【No.4】病む吾子(あこ)と テレビの雪に 触れてみる

季語:雪

意味:風邪をひいて外に出られないわが子と一緒に、テレビ中継(ちゅうけい)で映る雪にそっと触れてみます。

俳句仙人
吾子とは、かわいいわが子、という意味じゃ。子どもを思う親の気持ちが伝わってくる一句じゃ。

 

【No.5】雪が降る 前に空気が 澄()む不思議(ふしぎ)

季語:雪

意味:雪が降る前になると、いつもよりも空気が澄んでいる気がする。それがとても不思議だなぁ。

俳句仙人
たしかに雪が降る前になると、空気が澄んでいるような気がするのう。一体どうしてなんじゃろうか…?

 

【No.6】照れながら 切った髪から 冬の風

季語:冬の風

意味:恥ずかしいけれど思いきって髪を切った。短くなった髪から冬のつめたい風が入ってくる。

俳句仙人
かわいらしい一句じゃな。髪が短くなってむきだしになった首に、冷たい風があたる様子が目に浮かんでくるぞ。

 

【No.7】たしかめに 冬の寒さと これからを

季語:寒さ

意味:寒い外の中を、受験に受かったのかどうかたしかめに行ってきます。

俳句仙人
冬の寒さとこれから、という言葉を使って、受験生のドキドキを表している一句じゃ。合格しているといいなぁ

 

【No.8】白い息 みんなで汽車に なってみる

季語:白い息

意味:寒さで口から出る息が白くなるので、みんなでけむりを出す汽車のまねをしました。

俳句仙人
口から出る息を汽車のけむりにたとえた、かわいらしい一句じゃ。白い息を出して遊ぶのは、楽しいのう。ワシもよくするぞぉ

 

【No.9】雪の日は 東京さえも 雪の国

季語:雪

意味:雪の日は、雪国ではない東京でもまるで雪国のようだ。

俳句仙人
雪がふると色々と大変なこともあるが、いつもとは違う非日常(ひにちじょう)を楽しめる気がするのう。

 

【No.10】ソプラノの ような雪だと 思う朝

季語:雪

意味:朝、雪を見ていると、きれいに透()き通っていて、まるで美しいソプラノの声のようだ。

俳句仙人
とても美しい一句じゃ。ソプラノとは、女性の歌声のいちばんたかい音域(おんいき)のこと。楽器などではいちばん高い音のことを言うぞ。目に見えている「雪」を、目には見えない「音」にたとえているところがステキじゃのう。

 

さいごに

 

いかがでしたでしょうか?

 

今回は、中学生のみなさんに向けて「冬」の俳句集をご紹介しました。

 

しずかに降る雪や冷たい風、そして楽しいお正月やドキドキの受験など、いつも心が動かされる季節、それが「冬」です。

 

俳句仙人
たくさん心が動くので、いい俳句が詠まれているのかもしれませんぞぉ。

リス先生
冬の寒さは厳しいけど、あたたかいこたつでのんびりとしながら、ぜひ、きみだけのお気に入りの一句を見つけてみてね!