【夏の俳句 おすすめ20選】小学生向け!!夏の季語を使った俳句例(一覧)を紹介!

 

5・7・5で作られる俳句は、世界で最も短い文と言われています。

 

最近では学校で習ったり、宿題で出たりしますよね。

 

 

しかし、いざ俳句を書こうと思っても、どんなものを参考にしたらいいのかわからない人も多いと思います。

 

そこで今回は、小学生の参考になるような夏の季語を用いた俳句の例をいくつか紹介していきます。

 

リス先生
それでは、さっそく見ていこう!

 

俳句に夏らしさを出す!夏の季語を知ろう

 

皆さん季語という言葉は聞いたことありますか?

 

日本には春・夏・秋・冬、4つの季節「四季」があり、その四つの季節にはそれぞれ特徴があり、その季節らしいものが存在します。

 

その季節らしいものを表した言葉のことを「季語」と言います。

 

今回は夏の俳句がテーマなので夏の季語を紹介したいと思います。

 

皆さんが夏になると「海」「夏休み」「アイスクリーム」といった言葉たちをよく聞くと思います。

 

こういう言葉が主に季語と呼ばれるものたちですが、他にも以下のようなたくさんあります。

 

夏の季語【一覧】

 

暑き日/暑し/涼し/夏/夏の日/夏の夕/夏の夜/雷/夏の雨/夏の霧/夏の雲/入道雲/夏の空/夏の月/夏の星/夕立/清水/滝/夏の海/川/湖/夏の水/山/アイスクリーム/アイスコーヒー/アイスティー/汗/扇/夏服/日傘/冷奴/氷菓/ビール/風鈴/ラムネ/水遊び/祭/向日葵/麦藁/夕凪/サングラス/プール/キャンプ/海水浴/冷房/蝉/メロン/茄子/昆布/パイナップル/滝浴び/夏休み/梅酒/梅干/夕焼け/梅雨/梅雨明/蛍/牛蛙/五月雨/海月/てんとう虫/バンガロー/サイダー/襟シャツ/草刈/ハエ/蜘蛛/玉ねぎ/初夏/夏至/秋近し/暑中見舞/

 

 

リス先生
聞いたことある言葉が多いように感じないかな?こういう言葉たちを用いて俳句は作られているんだよ!

 

夏の季語を使った有名俳句集10選

 

それではさっそく、小学生におすすめの夏の季語を使った有名な俳句を紹介していきたいと思います。

 

俳句仙人
雨がたくさん降ると川の流れが早くなる。それを夏の五月雨と最上川の情景からよんでいる句じゃ。

 

俳句仙人
夏の風物詩であるうるさい蝉の鳴き声と静けさという真逆なことを読むことにより山の静かさを表現していてとても素晴らしい句じゃ。

 

俳句仙人
夏に窓を開けていると、風でプリントが飛んでいった経験はみなさんにもあると思うが、日常の何気ない風景をよんだ素晴らしい句じゃ。

 

【NO.4】西東三鬼

『 暗く暑く だいぐんしゅうと 花火まつ 』

季語:花火

意味:蒸し暑い夏の夜、大勢の見物人と共に、暗い夏の夜空へ花火が打ち上げられるのを今か今かと待っています。

俳句仙人
夏によく開催される花火大会のことを読んだ句じゃ。花火が打ち上げられる前が一番ワクワクするのぅ。

 

【NO.5】西東三鬼

『 さんじゅつの 少年しのび 泣けり夏 』

季語:夏

意味:暑い夏のある日、家のどこからか少年の泣く声が聞こえてきた。算数が分からず、隠れて泣いているのだ。

俳句仙人
私も小学生の頃、夏休みがもう終わろうとしている時に慌ててやろうとした算数が分からず、夜中まで泣きながらやったことを思い出したぞぉ。

 

俳句仙人
かき氷の美味しさは思わず病みつきになってしまうのぉ。スプーンを丁寧になめている笑顔の子たちが見えてとても微笑ましい句じゃ。

 

俳句仙人
青蛙の肌を見て綺麗だと思う反面、それを自分と重ねている作者の気持ちにキュッと締め付けられる句じゃ。

 

【NO.8】高浜虚子

『 夏のちょう 日かげ日なたと 飛びにけり 』

季語:夏のちょう

意味:夏の日に一匹のちょうが、日かげと日なたを交互に入りながら、ひらひらと飛んでいる。

俳句仙人
日常でよく見る風景じゃが、俳句で読むことにより、一つの物語のように感じるのぅ。

 

【NO.9】鈴木真砂女

『 くづるるが 波の言葉よ 夏来る 』

季語:夏

意味:寄せては消える波の音に聞き入り、夏の季節がくるのを感じています。

俳句仙人
夏が来るなぁと感じる瞬間は、人それぞれじゃ。例えば…蝉の声を聞いた時、気温が上がった時…波の音が聞こえた時も夏の始まりを告げてくれるぞぉ。

 

【NO.10】稲畑汀子

『 こんとしろ わが好む色 夏きたる 』

季語:夏

意味:白と紺色のシンプルな夏衣が好きで、紺と白の服装が出回る夏が来るのだなぁ。

俳句仙人
シンプルで涼しげな服装が出回る夏。そういう服装が好きな人にとっては待ち遠しい季節なのかもしれんのぉ。

 

こんな俳句もある!オリジナル俳句集10選

 

有名な俳句をいくつか紹介しました。

 

しかし、俳句には有名な俳句以外にも素人が作ったオリジナルの俳句があります。

 

今回は、そんなオリジナルの俳句もいくつか紹介します。

 

【No.1】便り待つ ポストの屋根に あまがえる

季語:あまがえる

意味:ポストの屋根にいるあまがえるがまるで便りを待っているように見える。

俳句仙人
あまがえるがポストの上にいる様子はとても微笑ましく可愛らしいのじゃろうなぁ。

 

【No.2】教室の 中までひびく せみの声

季語:せみ

意味:せみの声が教室の中まで響いてきている。

俳句仙人
夏になくせみの声はどこまでも響いてくるぞぉ。せみの生命力に感服じゃ。

 

【No.3】日焼けして どっちがかげか 分からない

季語:日焼け

意味:日焼けをしてしまい、どっちが影かわからないくらいあまりにも黒く焼けてしまった。

俳句仙人
夏に日焼けをしてしまうのは沢山遊んだ証拠じゃ。日焼けした肌と陰と比べている表現が素晴らしいのぉ。

 

【No.4】平泳ぎ わり算よりも むずかしい

季語:平泳ぎ

意味:平泳ぎの泳ぎ方は苦手な割り算よりも難しいことだ。

俳句仙人
平泳ぎの難しさを苦手な割り算と比べる表現をしていてとても面白い句じゃ。

 

【No.5】自転車で ころんで見つけた かたつむり

季語:かたつむり

意味:自転車で転んでしまった。その時にゆっくり進んでいるカタツムリを見つけた。

俳句仙人
自転車で転んでしまったという失敗をかたつむりを見つけられたという嬉しいことと合わせていて、とても微笑ましい句になっておるのぅ。

 

【No.6】夏のせみ かなしい声が まじってる

季語:夏のセミ

意味:せみは成虫になって一週間で命がおわってしまう。それを悲しんでいるような泣き声にも聞こえる。

俳句仙人
せみが鳴き始めてからの短い寿命を聞いて驚いたことを思い出したのう。作者の感受性に心を打つ一句じゃ。

 

【No.7】花がらの 少しきつめの ゆかただよ

季語:ゆかた

意味:少しきつめに帯を結んだ花柄のゆかただよ。

俳句仙人
夏に着るゆかた。花柄の華やかなゆかたに身を包み、笑顔で祭りを楽しむ作者の様子が浮かぶのぉ。

 

【No.8】兄ちゃんも ぼくもずぶぬれ 水でっぽう

季語:水でっぽう

意味:夏の暑い日に兄弟で水でっぽうを使ってずぶぬれになるまで遊んでいる。

俳句仙人
びしょ濡れになってやる水遊びは、暑い夏だからこそできることじゃな。

 

【No.9】運動会 ぼくのくつにも おまじない

季語:運動会

意味:運動会が晴れるかどうか僕の靴を飛ばしておまじないをしているよ。

俳句仙人
運動会や遠足の前の日にやる靴を飛ばして「あーした天気になーれ」のおまじない。それをしながら帰っている作者の姿がとても微笑ましいのぉ。

 

【No.10】サングラス あやしそうだよ パパのかお

季語:サングラス

意味:サングラスをつけているお父さんの顔はどこか悪者みたいで怪しそう。

俳句仙人
サングラスは大人のファッションじゃが、髭を生やしたお父さんの顔にかけるサングラスはどこか怪しく見えそうじゃのぅ。

 

 

以上、夏の季語を使った俳句集20選をご紹介しました!

 

俳句仙人
夏には汗が止まらない暑さだけでなく、運動会だったり花火だったりといった行事も多いのが特徴じゃ。夏休みの宿題だったり、日記として俳句を書くのも面白いぞぉ。

リス先生
みんなも夏をテーマとした俳句を作って詠んでみてね!