【蝉の声の俳句 40選】中学生向け!!季語を含んだおすすめ俳句作品を紹介!

 

中学生のみなさん、夏休みの課題で俳句作りに困っていませんか?

 

今年は賑やかに聞こえてくる「蝉の声」を使って俳句を作ってみましょう。「蝉」はもちろん夏の季語です。

 

 

今回は、みなさんにぴったりの「蝉の声」に関するオススメ俳句を30句紹介いたします。

 

俳句作りの参考になる句ばかりですので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

リス先生
有名俳句だけではなく、一般の方が作った作品まで紹介していくよ!ぜひ最後まで読んでね!

 

「蝉の声」に関する有名俳句集【15選】

蝉, マクロ, 昆虫

 

ここでは、季語「蝉の声」を使ったオススメ有名俳句を紹介していきます。

 

リス先生
それぞれどんな蝉の鳴き声を聞いて詠まれたのかな?と想像しながら読むと面白いよ!

 

【NO.1】松尾芭蕉

『 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:森閑とした山の中、他は何も聞こえずうるさい蝉の声さえ岩にしみ入っていく感じがするほどの静けさだ。

俳句仙人
声がしみ入るはずがない”岩”と、あたり一面に響きわたる蝉の声のうるささで山の”静けさ”を表現している、有名すぎる作品ですね。

 

【NO.2】松尾芭蕉

『 撞鐘も(どうしょうも) ひびくやうなり 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:つりがねにも響き渡るような大きな蝉の声だ。

俳句仙人
同じ芭蕉の句なのですが、こちらは蝉の声を大きな撞鐘=”つりがね”を使って強調しています。前の俳句と対照的なのが面白いところです。

 

【NO.3】松尾芭蕉

『 やがて死ぬ けしきは見えず 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:元気な蝉の声を聞いているともうすぐ死が近い様子は全く感じられない。

俳句仙人
地上に現れてから2週間ほどと言われている蝉の命を元気な声を聞きながら感じている無常さを表しています。

 

【NO.4】与謝蕪村

『 半日の 閑を榎や(かんをえのきや) せみの声 』

季語:せみ(夏)

意味:半日空いた時間にくつろいでいると榎の木から蝉の声が聞こえてきた。

俳句仙人
「半日の閑(はんじつのかん)」を5と7に分けて読ませる語呂と空気感がいいですね。暇ができてホッとしたからこそ榎にくっついて鳴いているせみの声に気づけたのでしょうか。

 

【NO.5】原石鼎(はらせきてい)

『 青空や 今日はじめての 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:青空を見ていると今日はじめて聞くせみの声が聞こえてきた。

俳句仙人
暑い夏の眩しい青空にせみの声のBGM。誰しもが持っている夏のイメージそのものですね。

 

【NO.6】加藤曉台(かとうきょうたい)

『 薄雲の 山路をすます せみの声 』

季語:せみ(夏)

意味:薄い雲が広がる山道で蝉の声に耳をすませている。

俳句仙人
耳をすまして聞いているということは遠くから聞こえている蝉の声でしょうか。

 

【NO.7】星野立子

『 捕らわれし 蝉の鳴声 突然に 』

季語:蝉(夏)

意味:子どもたちに捕まってしまったのか、突然蝉の鳴き声が聞こえた。

俳句仙人
捕らわれる瞬間の蝉の鳴き声、みんなは聞いたことがあるでしょうか?蝉によっても違うと思いますが、確かに独特の声がしますね。短い命、できればすぐに逃がして欲しいところです。

 

【NO.8】高井几董(たかいきとう)

『 かげろひし 雲又去て 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:雲で陰った時に止んでいた蝉の声が、雲が去っていき日が差すと同時に聞こえ始めた。

俳句仙人
この現象、本当にありますね。蝉はなぜ暗くなると鳴かなくなるのでしょうか…?

 

 

【NO.9】中村草田男

『 山頂の 丘や上なき 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:それ以上には丘や上に何もない山頂で蝉は鳴いている。

俳句仙人
山に登って山頂で達成感とともに聞いた蝉の声に何を感じたのでしょうか。

 

【NO.10】室生犀星(むろうさいせい)

『 ふるさとや 松の苔づく 蝉のこゑ 』

季語:蝉(夏)

意味:苔が生えている松の木から蝉の声が聞こえてくるのが故郷を思い出させる。

俳句仙人
ふるさと「や」で思いを馳せているのでしょう。蝉の鳴き声よりも苔づいた松の方が強く目に浮かんできます。

 

【NO.11】加賀千代女

『 松風も をのがのにして 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:松風を自分の物にするように蝉の声がする。

俳句仙人
松の間に吹く風もかき消すようにセミが鳴いています。風すらセミのものになる、という表現が面白い一句です。風に乗って遠くからでも届く蝉の声の大きさを感じさせます。

【NO.12】正岡子規

『 名も知らぬ 大木多し 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:名も知らない大木が多いなぁ。蝉の声がする。

俳句仙人
大木が並んでいることから、どこかの神社などの森が思い浮かびます。どこかの大木に止まっているセミが鳴いているのが聞こえてくるような一句です。どの木に止まっている蝉が鳴いているのか探してみたくなります。

【NO.13】日野草城

『 人間の 声をつらぬき 蝉のこえ 』

季語:蝉(夏)

意味:人間の声を貫くように蝉の声がする。

俳句仙人
セミの鳴き声がうるさくて、人間の声がかき消されてしまっています。「声をつらぬき」という表現が急に鳴き始めたセミの様子を伺わせる句です。蝉の大合唱が聞こえてくるような表現です。

【NO.14】小林一茶

『 今しがた 此の世に出し 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:今しがたこの世に出てきた蝉の声だ。

俳句仙人
セミは7年地中で生活した後に地上に出てくると言われています。「このセミはきっと今地上に出てきたのだろう」と考えている面白い一句です。羽化して始めての鳴き声に聞き入っています。

【NO.15】山口誓子

『 瀬に沁みて 奈良までとどく 蝉のこえ 』

季語:蝉(夏)

意味:川の急流で蝉の声がしみ込んで、奈良まで届く気がする。

俳句仙人
奈良へと続く川の上流で詠まれた一句です。まるで水にしみ込むように鳴くセミの声に感嘆しています。川に乗って蝉の声は下流の奈良へと到達するのでしょう。

 

「蝉の声」に関する俳句作品集【25選】

 

ここからは、一般の方が詠んだ俳句作品を紹介していきます。

 

リス先生
上手な俳句がたくさんそろっているのでぜひ参考にしてみてね!

 

【No.1】

蝉の声 風と一緒に 部屋の中 』

季語:蝉(夏)

意味:開けた窓から風と一緒に蝉の声が部屋の中に入ってきた。

俳句仙人
閉めていた窓を開けると同時に、大きな蝉の声が「ミーン」と入ってきた瞬間ですね。臨場感のある句です。

 

【No.2】

夏運ぶ 季節の音(ね)かな 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:蝉の声が夏の季節を運んできたようだ。

俳句仙人
暑さを実感するよりも先に蝉の声で「あー夏が来たなー」と感じる気持ち、よくわかります。

 

【No.3】

蝉の声 聞こえた日から 夏到来 』

季語:蝉(夏)

意味:蝉の声が聞こえたその日が夏が来た日だ。

俳句仙人
前の句と同じ感覚を詠んだものなのですが、人によってこのように表現が変わるのも面白いですね。

 

【No.4】

初夏の朝 蝉の声聞き 目が覚める 』

季語:蝉(夏)

意味:初夏の朝に蝉の声が聞こえてきて目が覚めた。

俳句仙人
これもシーズン到来の合図としての蝉の声を表現しています。すばらしい句です。

 

【No.5】

カナカナの 蝉の声聞く 日暮れかな 』

季語:蝉(夏)

意味:蝉の声がカナカナカナと鳴き始めたらもう日暮れ時だ。

俳句仙人
確かにヒグラシの声が聞こえ始めるのは夕方涼しくなってからの日暮れどきです。

 

【No.6】

山の中 止むと寂しや 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:山の中では今まで鳴いていた蝉の声がパタッと止むと少し寂しくなる。

俳句仙人
薄暗い山の中で蝉の大合唱がパタッと鳴き止んだら「何?何かあったの?」と思ってしまいますね。

 

【No.7】

樹を変えて 新しき音 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:樹を移り変わった蝉が気分も変わったのか鳴き声も変わった。

俳句仙人
蝉が樹を移ったのがわかったのですね。移った木を気に入ってテンションが上がったのでしょうか。

 

【No.8】

蝉の声 響きわたるよ 山を越え 』

季語:蝉(夏)

意味:蝉の声が山を越えて響き渡っているようだ。

俳句仙人
たくさんの蝉の大合唱は遠くの山まで響き渡っていきそうですね。

 

【No.9】

墓参り ご先祖様かな 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:墓参りをした時に聞こえてきた蝉の声がご先祖様かもしれないな。

俳句仙人
お墓で蝉の声を聞いてそう感じたのはきっと側にご先祖様の魂が戻ってきておられたからに違いないですね。

 

【No.10】

朝起こす 母より早い 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:朝起こしてくれる母よりも早く鳴き始める蝉の声がする。

俳句仙人
夏の朝は明るくなるのも早いですね。蝉もかなりの早起きです。

 

蝉, 動物, Chantui, 蝉の抜け殻, 昆虫, 夏, グリーン, 生物学的な

 

【No.11】

電柱や ビルの壁にも 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:電柱やビルの壁にはりついて鳴いている蝉がいる。

俳句仙人
都会でも意外と蝉は多いです。しかし、たまたま木の少ない場所に飛んで行ってしまった蝉は人工物にとまるしかないのですね。

 

【No.12】

青空に 楽譜いらずの 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:青空に楽譜を使わずに歌っている蝉の声が広がっている。

俳句仙人
きっとセミたちが大合唱していることでしょう。

 

【No.13】

蝉の声 朝晩ひんやり 変化なり 』

季語:蝉(夏)

意味:朝晩が少しひんやりしてきたら蝉の声も少し変わっていた。

俳句仙人
少し涼しくなってきてミンミンゼミがツクツクホウシに変わったころでしょうか。

 

【No.14】

朝練や 蝉の声より 元気よく 』

季語:蝉(夏)

意味:部活の朝練で大きな蝉の声に負けないくらい元気に活動している。

俳句仙人
朝練をしている人が詠んだのか、している人たちを見ている人が詠んだのかで見えてくる景色が変わってきます。

 

【No.15】

蝉の声 野球中継 盛り上げる 』

季語:蝉(夏)

意味:野球中継をしている背後から蝉の声が応援しているように聞こえてきて盛り上げている。

俳句仙人
高校野球でしょうか。中継の向こうから蝉の声が聞こえていると確かに盛り上げているように思えます。

 

【No.16】

説教に 耳栓がわりの 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:聞きたくない説教中に大きな蝉の声が聞こえてきて耳栓がわりになった。

俳句仙人
神妙な顔をして大人しく聞いていたのは蝉の声でしょうか?ユーモアのある一句ですね。

 

【No.17】

蝉の声 言葉途切れる 初デート 』

季語:蝉(夏)

意味:初デートの時、蝉の声が大きすぎて会話が途切れてしまった。

俳句仙人
初々しい場面でお邪魔な声を出していたのは、きっと一番うるさいクマゼミです。

 

【No.18】

帰り道 友の声と 蝉の声 』

季語:蝉(夏)

意味:学校からの帰り道で友達の声と一緒に蝉の声が聞こえてくる。

俳句仙人
夏は友達と帰りながらのおしゃべりは蝉の声より大きくないと伝わりませんね。

 

【No.19】

せみの声 ひびいて空が 丸くなる 』

季語:せみ(夏)

意味:せみの声が響くと空が丸くなるような気がする。

俳句仙人
せみの声が聞こえるということは穏やかな天気であるということなのです。その優しい天気にも丸い感じがするのかもしれません。

 

【No.20】

せみの声 鳴って彼女は 旅立った 』

季語:せみ(夏)

意味:せみの声が聞こえてきた季節、彼女は旅立っていった。

俳句仙人
「彼女」はお付き合いしている方でしょうか。旅立っていった先も気になる少し寂しさを感じる一句です。

 

【No.21】

『 多重奏 ひろがる空へ 蝉の声

季語:蝉(夏)

意味:蝉の声の多重奏が空へ広がっていく。

俳句仙人
多くのセミが鳴いている様子を詠んだ句です。広い空に吸い込まれるように多重奏となって鳴き声が響いています。どこで鳴いているのかわからないほどの大合唱です。

【No.22】

『 夏草や 今夏最初の 蝉の声

季語:夏草(夏)

意味:夏草が茂っているなぁ。今年の夏最初の蝉の鳴き声がする。

俳句仙人
夏草が生い茂り、セミの声がして夏が来た、という感覚を詠んだ一句です。セミが鳴き始めるといよいよ夏の盛りであるという気分になります。セミの鳴き声を聞くだけで暑さを感じる人も多いことでしょう。

【No.23】

『 蝉の声 畳に猫が 昼寝する 』

季語:蝉(夏)

意味:蝉の声が聞こえる。猫は畳の上で昼寝をしている。

俳句仙人
外で鳴くセミと、室内の畳の上で昼寝をする猫を対比しています。かなりの音量で鳴くセミにもお構い無しなところに、自由な猫の様子が表れている一句です。響く蝉の声を無視して眠る猫の気ままさを詠んでいます。

【No.24】

『 夏疲れ 頭の中も 蝉の声

季語:蝉(夏)

意味:夏の暑さに疲れてしまった。頭の中にも蝉の声がするようだ。

俳句仙人
「夏疲れ」とは夏バテのことです。暑さで参っているところに、聞こえないはずのセミの声がまだ聞こえる気がすると困っています。ゆっくりと休んで夏バテを治したいところです。

【No.25】

『 蝉の声 夕日が沈み さあ休憩 』

季語:蝉(夏)

意味:蝉の声がする。夕日が沈み、さあ休憩だ。

俳句仙人
セミは夜に鳴くことはあまりありません。日没と共にセミにも休憩の時間がやってくるという面白い一句です。ヒグラシは夕方でも鳴きますが、まだ季節ではないのでしょう。

 

以上、「蝉の声」に関するおすすめ俳句集でした!

 

 

俳句仙人
「蝉の声」といっても「ミンミン」「ニイニイ」「ツクツクホウシ」「カナカナ」いろんな声があります。それぞれの鳴く場所、時期、時間も少し異なるから、まずはその鳴き声から思い浮かべると場面を想像しやすいかもしれませんね。

リス先生
夏の間中どこからでも聞こえてくる蝉の声はみんなにも使いやすい季語だよ!ぜひ俳句作りにチャレンジしてみてね!

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