【部活の俳句集 全30選】中学生向け!!バスケやテニス・吹奏楽・卓球・バレーなど

 

中学生のみなさん!部活動を楽しんでいますか?

 

青春の1ページとして大満喫している人も多いと思います。

 

しかし突然、学校の授業で部活をテーマにした俳句を課題に出され、よさそうな俳句が思いつかず、困ってしまうこともありますよね。

 

そこで今回は、参考のために『中学生向け!部活をテーマにした俳句集』をご紹介します。

 

リス先生
自分の部活動についての活動内容や目指す夢、達成感、先輩後輩の関係あれこれを17文字の俳句に込めてみよう!

 

中学生向け!!部活の俳句作品集【30選】

 

ここからは、中学校での部活についての俳句作品を7つの種別ごとに4〜5句ずつ、計30句集めました。

 

リス先生
ほとんどのものは季語はないけど、それでも中学生らしいそれぞれの部活ならではの視点、感じたこと、面白い表現などいろいろあるのでぜひ参考にしてみてね!

 

①バスケに関する俳句【4選】

 

【No.1】3年で やっともらえた ナンバー4

季語:なし

意味:待ちに待ったナンバー4のユニフォームがもらえて嬉しい

俳句仙人
「やっと」にキャプテンのナンバー4がもらえるまでの長い道のりが感じらるのう。大きな嬉しさがにじみ出ている句じゃ。

 

【No.2】見ずにパス ポイントガードに 要注意

季語:なし

意味:視線を動かさずにパスを出すポイントガードの選手には要注意だ

俳句仙人
こんな技が高いポイントガードがいると味方は心強く、敵側は厄介だという思いが込められている句じゃ。

 

【No.3】ダンクより 大きな歓声 3点シュート

季語:なし

意味:ダンクシュートの時よりも3ポイントシュートの方が歓声が大きかった

俳句仙人
ダンクシュートは迫力で盛り上がりますが2点じゃから、地味でも3ポイントシュートの方が嬉しい接戦の試合だったのでじゃろう。

 

【No.4】先輩と 卒業前に 1on1

季語:卒業

意味:3年の先輩と卒業前に1対1のバスケゲームをやれました

俳句仙人
卒業する先輩のことを慕っていた気持ちも伝わってくるのう。

 

②テニスに関する俳句【5選】

 

【No.1】返ってきた ボールじゃなくて ラケットが

季語:なし

意味:相手からテニスのボールではなくラケットが返ってきた

俳句仙人
これは一瞬びっくりするが、大爆笑間違いなしじゃ。投げてしまった本人は恥ずかしいばかりじゃがの…。

 

【No.2】みんなして 真っ黒日焼け テニス部員

季語:日焼け

意味:テニス部員はみんなが真っ黒に日焼けしている

俳句仙人
外で活動するスポーツは皆黒くなるが、テニスの衣装は露出が多いためか、より黒さが引き立つ気がするのう。

 

【No.3】夏休み 休まずラケット 握る汗

季語:夏休み

意味:夏休みもテニス部の練習に休みはなくラケットを握っている

俳句仙人
部活動は一番活動量が多くて一番成長するのが夏休みじゃ。休まずラケットを握った成果は必ず現れるぞ!

 

【No.4】一年目 球は打てない 拾うだけ

季語:なし

意味:入部1年目は球を打たせてもらえず球拾いだけだ

俳句仙人
上級生もそのしきたりを経験しているんじゃ。拾ってくれる1年生がいるからこそ練習がスムーズにできることに感謝するのじゃ。

 

【No.5】ラケットに 振り回される 新入生

季語:新入生

意味:まだ慣れていない新入生はテニスの大きなラケットに振り回されているように見える

俳句仙人
テニスラケットは振ると意外と重いんじゃ。先輩から見れば振り回されている新入生は可愛く見えるじゃろう。

 

③吹奏楽に関する俳句【4選】

 

【No.1】夏やすみ 吹奏楽部に セミ入部

季語:夏やすみ・セミ

意味:夏休みの吹奏楽部の練習中、鳴いているセミが一緒に合奏しているようだ

俳句仙人
この蝉は外から合奏に参加したのか、部屋の中に入ってきたのかわからんが、蝉の声を邪魔とせず入部させてあげた優しさはしっかり伝わってくるぞぉ。

 

【No.2】夕焼けに 仲間と響かせ 音楽室

季語:夕焼け

意味:夏、夕焼けに向かって音楽室にいたみんなと音を響かせた

俳句仙人
思い出のワンシーンのようじゃ。夏の夕焼けに向かって吹奏楽部みんなの音色が響いている音が聞こえてきそうじゃのう。

 

【No.3】この音を もっと優美に 出せたなら

季語:なし

意味:今出しているこの音がもっときれいにもっと優美に出せるようになったらいいのにな

俳句仙人
ここはもっと優美な音が出したい!という演奏者の気持ちがとてもよく伝わってくるのう。

 

【No.4】金賞に 大歓声の 夏休み

季語:夏休み

意味:夏休みの吹奏楽コンクールで金賞をとった瞬間に大歓声が上がった

俳句仙人
コンクールでの金賞を目指して頑張ってきた努力と願いが弾けた瞬間じゃな。

 

④卓球に関する俳句【5選】

 

【No.1】卓球部 日焼け止めより 滑り止め

季語:日焼け

意味:室内競技の卓球部は日焼け止めより滑り止めの方が大事です

俳句仙人
室内でしか競技をしない卓球部の人にとっては確かに滑り止めの方が大事じゃ。同じ「止め」を使ってうまくまとめた句じゃのう。

 

【No.2】夏試合 白いやつほど マークする

季語:夏

意味:夏の試合では肌が白い選手ほど、外遊びせず卓球に打ち込んでいたはずだとマークする

俳句仙人
卓球は室内競技じゃからな。夏は室内にいたであろう白い選手の方が要注意なんて、とても面白い視点じゃ。

 

【No.3】はいらない 湿気でラバーと にらめっこ

季語:なし

意味:湿気の具合でラバーの調子が悪くなってボールが入らない

俳句仙人
湿気でラバーの調子が変わるなんて知らんかったぞ。意外と繊細なラケットなんじゃな~

 

【No.4】かじかんで 主将サーブの キレ悪し

季語:かじかむ

意味:寒さでかじかんでいるせいか主将のサーブがなかなか決まらない

俳句仙人
冬の日の試合じゃろうか。体育館の冷えはなかなか暖まらないからのう。早く温まりますように…

 

【No.5】打ち合いの 続く卓球 見て楽し

季語:なし

意味:ラリーが続く卓球は見ていて楽しい

俳句仙人
観客側からの句じゃな。あの小さな卓球の玉が左右に動く速さは選手だけでなく、観客も息をつかせない緊張感で、なんともたまらないものじゃ。

 

⑤バレーに関する俳句【5選】

 

【No.1】総体で 悔しい秋の バレーかな

季語:秋

意味:中総体でバレーの試合で負けて悔しかった秋でした

俳句仙人
負けた時の悔しい思いが大きいのは練習を頑張ってきたからこそじゃ。最後の競技名を他のものに変えても使えそうじゃのう。

 

【No.2】あの子への アタックうまいな 排球部

季語:なし

意味:バレー部の子は思う相手への恋のアタックもうまかった

俳句仙人
「あの子」は試合中のネット向こうの相手ではなく、恋する相手なんじゃな。その巧さををコートでもぜひ見せてほしいものじゃ。「排球部」で5文字にしたところもいいところじゃのう。

 

【No.3】ネット越し 鋭い眼光 ブロックだ

季語:なし

意味:ネットの向こう、鋭い眼光の選手の球をブロックするぞ

俳句仙人
お互いの闘志に満ちた眼光が伝わってくるぞ。鋭い視線のブロックと球のブロックをかけているのは上手いのう。

 

【No.4】セッターの 背中を信じた 中総体

季語:なし

意味:中総体では頼り甲斐のあるセッターの背中を信じて試合をした

俳句仙人
コートの中ではセッターが指示を出すことが多いため、信じられるメンバーだと心強いのう。

 

【No.5】セッターは 第二の監督 怖さもね 

季語:なし

意味:セッターは第二の監督というけれど怖さも監督のようです

俳句仙人
確かに指示を出すには強気とカリスマ性がなければ引っ張っていけないからのう。適度な怖さも必要なのじゃ。

 

⑥サッカーに関する俳句【4選】

 

【No.1】サッカーで 未来に向けての シュート打つ

季語:なし

意味:サッカーで力一杯蹴ったシュートは未来に向かうボールに見える

俳句仙人
未来まで届くように見えるほどの光ったシュートだったのか、自分の未来もサッカーをしているであろうというシュートだったのか、アニメのワンシーンのようじゃのう。

 

【No.2】大会前 必殺シュートを 教えてと

季語:なし

意味:大会前の練習でサッカー部の子が必ず入るようなシュートの打ち方を教えてと聞いていた

俳句仙人
指導している先生に聞いているのか、よりサッカーのうまい子に聞いているのか、相手を想像するのも面白いぞぉ。

 

【No.3】猛暑日も 汗にまみれて シュート打つ

季語:猛暑

意味:猛暑日の暑い日も汗まみれになりながらサッカーでシュートを打つ

俳句仙人
猛暑日にもサッカーで汗を流して練習に励んだのじゃな。暑すぎるけれど「シュート打つ」からは楽しんでいる様子も伝わってきたぞ。

 

【No.4】夕立や イレブン男子も 泥だらけ

季語:夕立

意味:夏の夕立の中、サッカーの選手たちは泥だらけで頑張っている

俳句仙人
季語の「夕立」で夏の夕暮れ、「イレブン」でサッカー男子であることがわかるのう。泥だらけで頑張っているようすが目に浮かんでくるぞ。

 

⑦バドミントンに関する俳句【3選】

 

【No.1】夏の汗 シャトルと一緒に 飛び交うよ

季語:夏の汗

意味:夏のバトミントンをしているとシャトルと一緒に汗も飛び散っている

俳句仙人
シャトルと一緒にキラキラ飛んでいる様子が目に浮かんでくるぞ。

 

【No.2】春うらら シャトルの意味から 教えたよ

季語:うらら(か)

意味:春、バトミントンが初めての新入生にシャトルの意味から教えた

俳句仙人
「春うらら」が季語なのではなく、正式には「うららか」じゃ。新入生に「シャトル」の意味から教えている先輩の姿が見えてくるぞ。

 

【No.3】空振りに 次のシャトルは 決めてやる

季語:なし

意味:空振りをしても気にせず、次は決めてやると闘志を沸かせた

俳句仙人
いい句じゃのう。前向きに次のチャンスを狙って勝利に繋げる気持ちが伝わってくるぞ。

 

 

以上、中学生向け!!部活の俳句集 全30選でした!

 

俳句仙人
部活動の俳句に季語を入れて作るのは難しく感じる人もおるかもしれんが、実は「部活」という言葉も夏の季語なんじゃ。

リス先生
上の例を参考にして自分が活動した、応援してきた友達の姿を思い浮かべながら詠んでみてね!