【面白い俳句 おすすめ20選】中学生が作った!!上手いオリジナル俳句集を紹介!

 

日本の伝統的な芸能「俳句」は、古くから人々に親しまれ、愛されてきました。

 

最近では学校の授業で取り上げられるなど、小学生や中学生も活発に作品を詠んでいます。

 

味わい深い俳句から、鋭い視点で詠まれた俳句まで、さまざまなものがあります。

 

今回は、中学生が詠んだ面白い俳句作品を厳選してご紹介いたします。

 

リス先生
お気に入りの俳句を見つけてみてね!

 

中学生が作った!!面白い俳句【前半10選】

 

中学生が詠んだオリジナルの俳句をご紹介していきます。思わずうなってしまうような上手い作品が勢ぞろいしています。

 

それでは、早速、大人顔負けの作品を鑑賞してください。

 

【NO.1】『 水筒を 垂直にして 飲んだ夏 』

意味:夏の暑い日、最後の一滴まで飲み干そうと、水筒を垂直に立てて、飲んだよ。

俳句仙人
喉の渇きを潤すため、水筒を垂直に立てて、残りの水を全部飲まずにはいられない状況がよく伝わってきます。暑い盛りの夏の一コマが、上手く表現されている一句ですね。

 

【NO.2】『 母の日は 少し控え目 反抗期 』

意味:今日は母の日だから、反抗するのは少しにしておこう。

俳句仙人
自分でも意識している「反抗期」。「今日は母の日だから」と、本当は素直に愛情を表現したいのだけれどもできないもどかしさを俳句に打ち明けています。この句が、お母さんに届くといいですね。

 

【NO.3】『 ただいまの 静かに響く 金魚鉢 』

意味:「ただいま」と帰ったら、自分の声が静かな家の中に響いたよ。人の気配に反応してか、金魚鉢の金魚がこちらを見ている。

俳句仙人
誰もいない家に帰り、「ただいま」という声がむなしく響いたときの気持ちを詠んでいます。「静かに響く金魚鉢」は、誰もいない家の反応のなさの中にある唯一の「動」に感じられます。作者は、自分の「ただいま」の声に唯一反応を見せてくれた金魚鉢の金魚に心なしか愛情を感じたのではないでしょうか。

 

【NO.4】『 いつ見ても 父と夕日は うしろすがた 』

意味:お父さんと夕日は、いつも後ろ姿しか見ていないなぁ。

俳句仙人
お父さんと並んで歩くことはいつの間にかなくなってしまい、気づけば、いつもお父さんの後ろを歩くようになっていた作者。夕日も後ろ姿であると表現していることから、本当はまた隣を歩きたい気持ちなのではないでしょうか。

 

【NO.5】『 霜柱 昨日の夜が そこにある 』

意味:朝起きると霜柱があった。あぁ、昨日の夜は、外は凍えるような寒さだったことだろう。

俳句仙人
作者は、夜のうちにできた霜柱を見て、昨日の夜の名残を感じています。霜柱を「昨日の夜」と表現しているところが非常に巧みな一句です。

 

【NO.6】『 金魚鉢 ガラス一枚 別世界 』

意味:金魚鉢の中で泳ぐ金魚と自分は、ガラス一枚を隔てて全く別の世界に住んでいるよ。

俳句仙人
薄いガラスに包まれた水の中に住む金魚は、このガラス一枚で自分が住む世界と隔たれ、そして守られています。今ここに、二つの世界が存在するかのように表現しているところが新鮮な一句です。

 

【NO.7】『 いじわるな 夏の大雨 君のよう 』

意味:突然の大雨で傘を持たない私は、立ち往生している。意地悪な雨は、まるで、あなたのようだ。

俳句仙人
好意を寄せている男子はいつもつれなく、冷たい態度をとるのでしょう。突然降ってきた大雨は、まるでそんな意地悪な男子のように自分を困らせる。「あぁ…。もう!あなたも、この雨も、なんなの!」と言いたい気持ちが伝わってきます。

 

【NO.8】『 図書カード あの人も これ借りたんだ 』

意味:図書カードの履歴を見ると、気になるあの人の名前を発見。あの人も、この本を借りたことがあるのね。

俳句仙人
中学校の図書室で本を借りたときの一コマです。図書カードの履歴に意中の人の名前を見つけ、趣味が似ていることに密かに喜ぶ様子が伝わってきます。

 

【NO.9】『 片耳の イヤホンとられ 急接近 』

意味:イヤホンをしていたところ、突然片方のイヤホンを取られ、自分の耳に…。突然の急接近に舞い上がる。

俳句仙人
「イヤホン半分こ」で突然の急接近に舞い上がる様子が伝わってきます。なんだか、こちらまで、作者の心臓の音が聞こえてきそうですね。

 

【NO.10】『 転勤の 父にも出そう 年賀状 』

意味:転勤で一人離れたところで暮らす父。今年は父にも年賀状を出そうかな。

俳句仙人
一緒に暮らしていれば当たり前のような存在のお父さん。そんなお父さんは、転勤で一人離れたところで暮らしています。作者は、お父さんのことを思いやり、今年はあらためて年賀状を出そうかな、そんな気持ちになったのでしょう。離れているからこそわかる家族の絆というものが伝わってきます。

 

中学生が作った!!面白い俳句【後半10選】

 

【NO.11】『 父の日に やっちまったぜ 反抗期 』

意味:今日は父の日。よりによってそんな日に、父と喧嘩をしてしまったよ。

俳句仙人
反抗期の息子(作者)は、父の日くらいは、おとなしくしていようと思ったのでしょうか。しかし、そんな思いもつかの間。今日もお父さんと喧嘩をしてしまったようですね。もちろん謝ることなんてできませんが、こっそり俳句にしたためています。

 

【NO.12】『 じゃがいもや 籠いっぱいの 頑固かな 』

意味:籠いっぱいに、頑固な面持ちをしたじゃがいもが、押し込められているよ。

俳句仙人
じゃがいもをじっくり見てみると、頑固おやじさながらの面持ちをしています。じゃがいもの見た目を「頑固」と表現しているところが面白い一句です。

 

【NO.13】『 夕立ちや 優しい人が 怒るとき 』

意味:突然の夕立は、まるで優しい人が突然怒り出したときのようだよ。

俳句仙人
穏やかだった空が、突然激しい夕立に見舞われたときのことを表現しています。夕立は、優しい人が突然怒り出したかのように、それはそれは激しく、恐ろしい様子が伝わってきます。

 

【NO.14】『 風車 色とりどりに 風を待つ 』

意味:色とりどりの風車が、風が吹くのを今か今かと待っているようだよ。

俳句仙人
縁日の露店でしょうか、風車がところせましと並べられている様子が目に浮かびます。風車の気持ちになって、風が吹くのを今か今かと待っていると詠んでいるところにファンタジーが感じられる一句です。

 

【NO.15】『 夏の朝 母のピアノで 目が覚める 』

意味:もう少し寝ていたい夏の朝。遠くの方ではお母さんが弾くピアノの音が聞こえてきたよ。

俳句仙人
どこからともなく聞こえてきたピアノの音。あぁ、お母さんだ、そう思うと、お母さんが奏でるピアノの音に安心して、また眠りに引き込まれていく…そんな様子が伝わってきます。

 

【NO.16】『 朝起きて 足跡がない 雪の国 』

意味:朝起きて窓の外を見ると、足跡一つない銀世界が広がっていたよ。

俳句仙人
冬のある朝、起きて窓の外を見ると、足跡一つない銀世界が広がっています。その光景は、朝一番に起きたものしか見ることのできない格別の光景で、今自分はその世界を独り占めしている、そんな誇らしげな気持ちが伝わってきます。

 

【NO.17】『 白い息 自分の声が 見えるみたい 』

意味:口から出る白い息。まるで自分の声が目に見えるようだよ。

俳句仙人
冬になると、外に出て息を吐いたり、しゃべっていると、口から白い息が出てきます。作者は、口から出る白い息を、まるで漫画の吹き出しのように、自分の言葉が目に見えるようだと言っています。なんともユーモラスな一句ですね。

 

【NO.18】『 再試験 遠いところにある 花火 』

意味:再試験を受けなければならないから、今年の花火はお預けだな…。

俳句仙人
花火に浮足立っている友たちを横目に、自分は再試験を受けなければならないことを、半ばあきらめの境地で詠んだ一句です。「再試験」で始まるこの句は、何が何でもこの「再試験」を突破しなければならない作者の強い気持ちが伝わってきます。

 

【NO.19】『 彼の名が どんどんでてくる 炭酸水 』

意味:付き合い始めた彼氏の名前が、炭酸水の泡のように次から次へと頭に浮かんでくるよ。

俳句仙人
付き合い始めたばかりの彼氏。炭酸水の泡のように次から次へと大好きな人の名前が頭に浮かび、何も手が付かなくなってしまいます。うれしくてうれしくて、どうしようもない気持ちが伝わってきますね。

 

【NO.20】『 いつからか 僕を見上げて 叱る母 』

意味:いつの間にか、僕は母の身長を超えた。いつから母は僕を見上げて叱るようになったのだろうか。

俳句仙人
いつまでも子どものことを子ども扱いするお母さん。そんなお母さんのことを冷静に、「母は僕のことを見上げて叱るようになってしまった」と表現する子ども。たとえ叱られても、お母さんの背を追い越してしまっても、お母さんのことを想う気持ちが伝わってくる優しい一句です。

 

以上、中学生が作った面白い俳句集でした!

 

いかがでしたか?今回は、中学生が詠んだ作品をご紹介してきました。

 

中学生ならではの「反抗期」や「恋」をテーマに様々な角度から切り込んだ作品は、思わずうなってしまうものや、笑ってしまうものなど、情景が目に浮かぶようで面白かったですね。

 

リス先生
楽しんでもらえたかな?最後まで読んでくれてありがとう!