【面白い俳句 おすすめ30選】中学生が作った!!俳句作りの参考になる上手な俳句ネタ集を紹介

 

日本の伝統的な芸能「俳句」は、古くから人々に親しまれ、愛されてきました。

 

最近では学校の授業で取り上げられるなど、小学生や中学生も活発に作品を詠んでいます。

 

 

味わい深い俳句から、鋭い視点で詠まれた俳句まで、さまざまなものがあります。

 

今回は、中学生が詠んだ面白い俳句作品を厳選して30句紹介いたします。

 

リス先生
お気に入りの俳句を見つけてみてね!

 

中学生が作った!!面白い俳句【前編10句】

 

ここからは中学生が詠んだ面白い俳句作品を紹介していきます。

 

リス先生
思わずうなってしまうような上手い作品がたくさんあるよ!それでは早速、大人顔負けの作品を見ていこう!

 

【NO.1】

『 水筒を 垂直にして 飲んだ夏 』

季語:夏(夏)

意味:夏の暑い日、最後の一滴まで飲み干そうと水筒を垂直に立てて飲んだよ。

俳句仙人
喉の渇きを潤すため、水筒を垂直に立てて、残りの水を全部飲まずにはいられない状況がよく伝わってきます。暑い盛りの夏の一コマが上手く表現されている一句ですね。

 

【NO.2】

『 母の日は 少し控え目 反抗期 』

季語:母の日(夏)

意味:今日は母の日だから、反抗するのは少しにしておこう。

俳句仙人
自分でも意識している「反抗期」。「今日は母の日だから」と、本当は素直に愛情を表現したいのだけれどもできないもどかしさを俳句に打ち明けています。この句がお母さんに届くといいですね。

 

【NO.3】

『 ただいまの 静かに響く 金魚鉢 』

季語:金魚鉢(夏)

意味:「ただいま」と帰ったら、自分の声が静かな家の中に響いたよ。人の気配に反応してか、金魚鉢の金魚がこちらを見ている。

俳句仙人
誰もいない家に帰り「ただいま」という声がむなしく響いたときの気持ちを詠んでいます。「静かに響く金魚鉢」は、誰もいない家の反応のなさの中にある唯一の「動」に感じられます。作者は自分の「ただいま」の声に唯一反応を見せてくれた金魚鉢の金魚に心なしか愛情を感じたのではないでしょうか。

 

【NO.4】

『 いつ見ても 父と夕日は うしろすがた 』

季語:無季

意味:お父さんと夕日は、いつも後ろ姿しか見ていないなぁ。

俳句仙人
お父さんと並んで歩くことはいつの間にかなくなってしまい、気づけばいつもお父さんの後ろを歩くようになっていた作者。夕日も後ろ姿であると表現していることから、本当はまた隣を歩きたい気持ちなのではないでしょうか。

 

【NO.5】

『 霜柱 昨日の夜が そこにある 』

季語:霜柱(冬)

意味:朝起きると霜柱があった。あぁ、昨日の夜は外は凍えるような寒さだったことだろう。

俳句仙人
作者は夜のうちにできた霜柱を見て、昨日の夜の名残を感じています。霜柱を「昨日の夜」と表現しているところが非常に巧みな一句です。

 

【NO.6】

『 金魚鉢 ガラス一枚 別世界 』

季語:金魚鉢(夏)

意味:金魚鉢の中で泳ぐ金魚と自分は、ガラス一枚を隔てて全く別の世界に住んでいるよ。

俳句仙人
薄いガラスに包まれた水の中に住む金魚は、このガラス一枚で自分が住む世界と隔たれそして守られています。今ここに二つの世界が存在するかのように表現しているところが新鮮な一句です。

 

【NO.7】

『 いじわるな 夏の大雨 君のよう 』

季語:夏(夏)

意味:突然の大雨で傘を持たない私は立ち往生している。意地悪な雨はまるであなたのようだ。

俳句仙人
好意を寄せている男子はいつもつれなく、冷たい態度をとるのでしょう。突然降ってきた大雨は、まるでそんな意地悪な男子のように自分を困らせる。「あぁ…。もう!あなたも、この雨も、なんなの!」と言いたい気持ちが伝わってきます。

 

【NO.8】

『 図書カード あの人も これ借りたんだ 』

季語:無季

意味:図書カードの履歴を見ると気になるあの人の名前を発見。あの人もこの本を借りたことがあるのね。

俳句仙人
中学校の図書室で本を借りたときの一コマです。図書カードの履歴に意中の人の名前を見つけ、趣味が似ていることに密かに喜ぶ様子が伝わってきます。

 

【NO.9】

『 片耳の イヤホンとられ 急接近 』

季語:無季

意味:イヤホンをしていたところ、突然片方のイヤホンを取られ自分の耳に…。突然の急接近に舞い上がる。

俳句仙人
「イヤホン半分こ」で突然の急接近に舞い上がる様子が伝わってきます。なんだかこちらまで作者の心臓の音が聞こえてきそうですね。

 

【NO.10】

『 転勤の 父にも出そう 年賀状 』

季語:年賀状(新年)

意味:転勤で一人離れたところで暮らす父。今年は父にも年賀状を出そうかな。

俳句仙人
一緒に暮らしていれば当たり前のような存在のお父さん。そんなお父さんは、転勤で一人離れたところで暮らしています。作者はお父さんのことを思いやり、今年はあらためて年賀状を出そうかな、そんな気持ちになったのでしょう。離れているからこそわかる家族の絆というものが伝わってきます。

 

中学生が作った!!面白い俳句【中編10句】

 

【NO.11】

『 父の日に やっちまったぜ 反抗期 』

季語:父の日(夏)

意味:今日は父の日。よりによってそんな日に父と喧嘩をしてしまったよ。

俳句仙人
反抗期の息子(作者)は、父の日くらいはおとなしくしていようと思ったのでしょうか。しかし、そんな思いもつかの間。今日もお父さんと喧嘩をしてしまったようですね。もちろん謝ることなんてできませんが、こっそり俳句にしたためています。

 

【NO.12】

『 じゃがいもや 籠いっぱいの 頑固かな 』

季語:じゃがいも(秋)

意味:籠いっぱいに頑固な面持ちをしたじゃがいもが、押し込められているよ。

俳句仙人
じゃがいもをじっくり見てみると、頑固おやじさながらの面持ちをしています。じゃがいもの見た目を「頑固」と表現しているところが面白い一句です。

 

【NO.13】

『 夕立ちや 優しい人が 怒るとき 』

季語:夕立(夏)

意味:突然の夕立はまるで優しい人が突然怒り出したときのようだよ。

俳句仙人
穏やかだった空が突然激しい夕立に見舞われたときのことを表現しています。夕立は優しい人が突然怒り出したかのように、それはそれは激しく、恐ろしい様子が伝わってきます。

 

【NO.14】

『 風車 色とりどりに 風を待つ 』

季語:風車(春)

意味:色とりどりの風車が、風が吹くのを今か今かと待っているようだよ。

俳句仙人
縁日の露店でしょうか、風車がところせましと並べられている様子が目に浮かびます。風車の気持ちになって、風が吹くのを今か今かと待っていると詠んでいるところにファンタジーが感じられる一句です。

 

【NO.15】

『 夏の朝 母のピアノで 目が覚める 』

季語:夏(夏)

意味:もう少し寝ていたい夏の朝。遠くの方ではお母さんが弾くピアノの音が聞こえてきたよ。

俳句仙人
どこからともなく聞こえてきたピアノの音。あぁ、お母さんだ、そう思うとお母さんが奏でるピアノの音に安心して、また眠りに引き込まれていく…。そんな様子が伝わってきます。

 

【NO.16】

『 朝起きて 足跡がない 雪の国 』

季語:雪(冬)

意味:朝起きて窓の外を見ると、足跡一つない銀世界が広がっていたよ。

俳句仙人
冬のある朝、起きて窓の外を見ると、足跡一つない銀世界が広がっています。その光景は、朝一番に起きたものしか見ることのできない格別の光景で、今自分はその世界を独り占めしている、そんな誇らしげな気持ちが伝わってきます。

 

【NO.17】

『 白い息 自分の声が 見えるみたい 』

季語:白い息(冬)

意味:口から出る白い息。まるで自分の声が目に見えるようだよ。

俳句仙人
冬になると外に出て息を吐いたり、しゃべっていたりすると口から白い息が出てきます。作者は口から出る白い息をまるで漫画の吹き出しのように、自分の言葉が目に見えるようだと言っています。なんともユーモラスな一句ですね。

 

【NO.18】

『 再試験 遠いところにある 花火 』

季語:花火(秋)

意味:再試験を受けなければならないから、今年の花火はお預けだな…。

俳句仙人
花火に浮足立っている友たちを横目に、自分は再試験を受けなければならないことを半ばあきらめの境地で詠んだ一句です。「再試験」で始まるこの句は、何が何でもこの「再試験」を突破しなければならない作者の強い気持ちが伝わってきます。

 

【NO.19】

『 彼の名が どんどんでてくる 炭酸水 』

季語:無季

意味:付き合い始めた彼氏の名前が、炭酸水の泡のように次から次へと頭に浮かんでくるよ。

俳句仙人
付き合い始めたばかりの彼氏。炭酸水の泡のように次から次へと大好きな人の名前が頭に浮かび、何も手が付かなくなってしまいます。うれしくてうれしくて、どうしようもない気持ちが伝わってきますね。

 

【NO.20】

『 いつからか 僕を見上げて 叱る母 』

季語:無季

意味:いつの間にか僕は母の身長を超えた。いつから母は僕を見上げて叱るようになったのだろうか。

俳句仙人
いつまでも子どものことを子ども扱いするお母さん。そんなお母さんのことを冷静に「母は僕のことを見上げて叱るようになってしまった」と表現する子ども。たとえ叱られてもお母さんの背を追い越してしまっても、お母さんのことを想う気持ちが伝わってくる優しい一句です。

 

中学生が作った!!面白い俳句【後編10句】

 

【NO.21】

『 彼岸過ぎ 桜待ち待ち 春寒し 』

季語:春寒し(春)

意味:お彼岸が過ぎて、桜が咲くのが待ち遠しい。まだ春は寒いけれど。

俳句仙人
「暑さ寒さも彼岸まで」と言うように、お彼岸を過ぎると段々と暖かくなってきます。桜が咲くのが待ち遠しいけれどまだ寒いという、気持ちと気温が相反する様子を体感した人も多いのではないでしょうか。

【NO.22】

『 搾りたて ホイップ梅が 咲いている 』

季語:梅(春)

意味:搾りたてホイップのような梅の花が咲いている。

俳句仙人
梅の花の形を搾りたてホイップクリームに例えた面白い一句です。少しずつ飾り付けられたホイップクリームは花のようにも見えることから、白い梅とクリームを結びつけています。

【NO.23】

『 渾身(こんしん)の 力で扉 春疾風 』

季語:春疾風(春)

意味:渾身の力で扉が破れそうな春の強風だ。

俳句仙人
「春疾風」とは春の強風のことです。風が渾身の力で扉を押すので、力負けして破れてしまいそうだと危惧しています。ガタガタと大きな音が鳴っていたのかもしれませんね。

【NO.24】

『 スイカ割り 地面を割って やいのやんや 』

季語:スイカ割り(夏)

意味:スイカ割りをしている。地面を割ってやいのやんやと歓声が上がった。

俳句仙人
スイカ割りをして地面に振り下ろしてしまった様子を詠んだ句です。周りで見ていた観客がはやし立てる様子を「やいのやんや」と表現している面白い一句です。

【NO.25】

『 夏休み 瞼を閉じたら 終わってた 』

季語:夏休み(夏)

意味:夏休みは瞼を閉じていたら終わっていた。

俳句仙人
この句には、瞬きの間に夏休みが終わってしまったという意味と、昼寝などで眠っていることが多くて終わってしまったという二つの意味に取れます。遊び疲れて眠ってしまって早く過ぎていってしまった、という経験がある人も多いのではないでしょうか。

【NO.26】

『 柿食べた 鐘は鳴らぬが カラス鳴く 』

季語:柿(秋)

意味:柿を食べた。かの子規の句のように鐘は鳴らないが、カラスが鳴いた。

俳句仙人
この句は正岡子規の「柿食えば鐘が鳴るなり法隆寺」を下敷きにしています。作者も同じように柿を食べて見ましたが、鐘ではなくカラスが鳴いたと面白がっている一句です。

【NO.27】

『 秋惜しむ コンビニスイーツ まとめ買い 』

季語:秋惜しむ(秋)

意味:秋が過ぎ去ってしまうのが惜しい。コンビニスイーツをまとめ買いしよう。

俳句仙人
秋は栗やさつまいもを使ったおいしいコンビニスイーツが出回ります。秋も終わると冬のコンビニスイーツに入れ替わってしまうため、今のうちにお気に入りのスイーツを買い占めておこうと色々検討している面白い句です。

【NO.28】

『 わた菓子の 大盤振る舞い もち雪ふる 』

季語:もち雪(冬)

意味:綿菓子の大盤振る舞いのようにもち雪が降ってくる。

俳句仙人
「もち雪」とは餅のようなフワフワとした雪のことです。フワフワとした雪を綿菓子に例えて、天から降ってくる大盤振る舞いのようだと喜んでいる様子を詠んでいます。

【NO.29】

『 山茶花が 古墳番かな 丘の上 』

季語:山茶花(冬)

意味:山茶花が古墳の番をしている丘の上だ。

俳句仙人
古墳がいつの間にか丘と認識されていたのでしょう。そこに咲いている山茶花がまるで古墳の番人のように咲き誇っていると詠まれていることから、かなりの数の山茶花が咲いていることが伺えます。

【NO.30】

『 正月の 用意コロッケ 三十四個 』

季語:正月(新年)

意味:お正月の用意としてコロッケを34個準備した。

俳句仙人
作者のご家庭ではお正月にはコロッケを食べるようです。「三十四個」と具体的に指定されているので、親戚が集まって宴会をするのかも知れません。

 

以上、中学生が作った面白い俳句作品集でした!

 

 

今回は、中学生が詠んだ面白い俳句作品を紹介してきました。

 

中学生ならではの「反抗期」や「恋」をテーマに様々な角度から切り込んだ作品は、思わずうなってしまうものや笑ってしまうものなど、情景が目に浮かぶようで面白かったですね。

 

リス先生
楽しんでもらえたかな?最後まで読んでくれてありがとう!

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