中学生のみなさん!部活動を楽しんでいますか?
青春の1ページとして大満喫している人も多いと思います。
しかし突然、学校の授業で部活をテーマにした俳句を課題に出され、よさそうな俳句が思いつかず、困ってしまうこともありますよね。
そこで今回は、参考のために『中学生向け!部活をテーマにした俳句集』を紹介していきます。
梅雨明けてグランドの君溌剌と
部活を頑張る学生さんたち、とても素敵で眩しいです✨(*´ω`*)#夏の季語「梅雨明」#俳句 #杉の栞 pic.twitter.com/Li1RJdc7nx
— 杉沢 (@sugisawa99) July 23, 2021
目次
中学生向け!!部活の俳句作品集【50選】
ここからは、中学校での部活についての俳句作品を7つの種別ごとに5〜8句ずつ、計50句集めました。
①バスケに関する俳句【7選】
【No.1】
『 3年で やっともらえた ナンバー4 』
季語:なし
意味:待ちに待ったナンバー4のユニフォームがもらえて嬉しい。
【No.2】
『 見ずにパス ポイントガードに 要注意 』
季語:なし
意味:視線を動かさずにパスを出すポイントガードの選手には要注意だ。
【No.3】
『 ダンクより 大きな歓声 3点シュート 』
季語:なし
意味:ダンクシュートの時よりも3ポイントシュートの方が歓声が大きかった。
【No.4】
『 先輩と 卒業前に 1on1 』
季語:卒業(春)
意味:3年の先輩と卒業前に1対1のバスケゲームをやれました。
【No.5】
『 ターンする バスケの朝練 白露かな 』
季語:白露(秋)
意味:ターンするバスケの朝練をしている白露の日だなぁ。
【No.6】
『 朝練で シュート百本 夏近し 』
季語:夏近し(春)
意味:朝練でシュートを百本入れる夏の近い日だ。
【No.7】
『 パス回し ゴールポストへ 一直線 』
季語:なし
意味:パスを回し、ゴールポストへ一直線に向かっていく。
②テニスに関する俳句【8選】
【No.1】
『 返ってきた ボールじゃなくて ラケットが 』
季語:なし
意味:相手からテニスのボールではなくラケットが返ってきた。
【No.2】
『 みんなして 真っ黒日焼け テニス部員 』
季語:日焼け(夏)
意味:テニス部員はみんなが真っ黒に日焼けしている。
【No.3】
『 夏休み 休まずラケット 握る汗 』
季語:夏休み(夏)
意味:夏休みもテニス部の練習に休みはなくラケットを握っている。
【No.4】
『 一年目 球は打てない 拾うだけ 』
季語:なし
意味:入部1年目は球を打たせてもらえず球拾いだけだ。
【No.5】
『 ラケットに 振り回される 新入生 』
季語:新入生(春)
意味:まだ慣れていない新入生はテニスの大きなラケットに振り回されているように見える。
【No.6】
『 若葉風 ごとラケットを 振り抜けり 』
季語:若葉風(夏)
意味:若葉を揺らす風ごとラケットを振り抜いた。
【No.7】
『 小春凪 ラリーが続く こともある 』
季語:小春凪(冬)
意味:小春のように凪いだ日だ。ラリーが続くこともあるんだなぁ。
【No.8】
『 テニスボールの 黄をばら撒くや 薄暑光 』
季語:薄暑光(夏)
意味:テニスボールの黄色をばら撒く暑い日の薄日だ。
③吹奏楽に関する俳句【7選】
【No.1】
『 夏やすみ 吹奏楽部に セミ入部 』
季語:夏やすみ・セミ(夏)
意味:夏休みの吹奏楽部の練習中、鳴いているセミが一緒に合奏しているようだ。
【No.2】
『 夕焼けに 仲間と響かせ 音楽室 』
季語:夕焼け(夏)
意味:夏、夕焼けに向かって音楽室にいたみんなと音を響かせた。
【No.3】
『 この音を もっと優美に 出せたなら 』
季語:なし
意味:今出しているこの音がもっときれいにもっと優美に出せるようになったらいいのになぁ。
【No.4】
『 金賞に 大歓声の 夏休み 』
季語:夏休み(夏)
意味:夏休みの吹奏楽コンクールで金賞をとった瞬間に大歓声が上がった。
【No.5】
『 炎天下 ブラスバンドの 響きあり 』
季語:炎天(夏)
意味:炎天下にブラスバンドの音楽が響いている。
【No.6】
『 ドレミまだ 拙(つたな)きラツパ 青葉風 』
季語:青葉風(夏)
意味:ドレミがまだつたないラッパの音がする青葉の頃の風だ。
【No.7】
『 ブラバンの 五線が空へ 秋の雲 』
季語:秋の雲(秋)
意味:ブラスバンドの演奏する楽譜の五線譜のような秋の雲が空に出ている。
④卓球に関する俳句【8選】
【No.1】
『 卓球部 日焼け止めより 滑り止め 』
季語:日焼け(夏)
意味:室内競技の卓球部は日焼け止めより滑り止めの方が大事です。
【No.2】
『 夏試合 白いやつほど マークする 』
季語:夏(夏)
意味:夏の試合では肌が白い選手ほど、外遊びせず卓球に打ち込んでいたはずだとマークする。
【No.3】
『 はいらない 湿気でラバーと にらめっこ 』
季語:なし
意味:湿気の具合でラバーの調子が悪くなってボールが入らない。
【No.4】
『 かじかんで 主将サーブの キレ悪し 』
季語:かじかむ(冬)
意味:寒さでかじかんでいるせいか主将のサーブがなかなか決まらない。
【No.5】
『 打ち合いの 続く卓球 見て楽し 』
季語:なし
意味:ラリーが続く卓球は見ていて楽しい。
【No.6】
『 秋の蚊の ピンポン球に 落とされし 』
季語:秋の蚊(秋)
意味:秋の蚊がピンポン球に当たって落とされた。
【No.7】
『 卓球の 音響かせて 若葉風 』
季語:若葉風(夏)
意味:卓球の音を響かせながら若葉の頃の風が吹く。
【No.8】
『 秋晴の卓球場 白球ゆつくりと 』
季語:秋晴(秋)
意味:秋晴れの卓球場で、白いピンポン玉がゆっくりと飛び交う。
⑤バレーに関する俳句【8選】
【No.1】
『 総体で 悔しい秋の バレーかな 』
季語:秋(秋)
意味:中総体でバレーの試合で負けて悔しかった秋でした。
【No.2】
『 あの子への アタックうまいな 排球部 』
季語:なし
意味:バレー部の子は思う相手への恋のアタックもうまかった。
【No.3】
『 ネット越し 鋭い眼光 ブロックだ 』
季語:なし
意味:ネットの向こう、鋭い眼光の選手の球をブロックするぞ。
【No.4】
『 セッターの 背中を信じた 中総体 』
季語:なし
意味:中総体では頼り甲斐のあるセッターの背中を信じて試合をした。
【No.5】
『 セッターは 第二の監督 怖さもね 』
季語:なし
意味:セッターは第二の監督というけれど怖さも監督のようです。
【No.6】
『 決勝の サービス・トスで 睨む秋 』
季語:秋(秋)
意味:決勝戦でどちらがサーブ権を得るか決めるサービストスをめぐって睨み合う秋だ。
【No.7】
『 梅雨晴れに バレーボールを 弾ませる 』
季語:梅雨晴れ(夏)
意味:梅雨晴れにバレーボールを弾ませる。
【No.8】
『 ゆうだちの せかいのなかで トスをする 』
季語:ゆうだち(夏)
意味:夕立が降る世界の中でトスをする。
⑥サッカーに関する俳句【7選】
【No.1】
『 サッカーで 未来に向けての シュート打つ 』
季語:なし
意味:サッカーで力一杯蹴ったシュートは未来に向かうボールに見える。
【No.2】
『 大会前 必殺シュートを 教えてと 』
季語:なし
意味:大会前の練習でサッカー部の子が必ず入るようなシュートの打ち方を教えてと聞いていた。
【No.3】
『 猛暑日も 汗にまみれて シュート打つ 』
季語:猛暑(夏)
意味:猛暑日の暑い日も汗まみれになりながらサッカーでシュートを打つ。
【No.4】
『 夕立や イレブン男子も 泥だらけ 』
季語:夕立(夏)
意味:夏の夕立の中、サッカーの選手たちは泥だらけで頑張っている。
【No.5】
『 夕暮れに サッカーボール まるい影 』
季語:なし
意味:夕暮れにサッカーボールが丸い影になって置いてある。
【No.6】
『 ひつそりと 雨水のサッカー 練習場 』
季語:雨水(春)
意味:雨水の頃のサッカーの練習場はひっそりとしている。
【No.7】
『 サッカー場 今日も満員 桜東風(さくらごち) 』
季語:桜東風(春)
意味:サッカー場は今日も満員だ。桜が咲いて東風が吹いてくる。
⑦バドミントンに関する俳句【5選】
【No.1】
『 夏の汗 シャトルと一緒に 飛び交うよ 』
季語:夏の汗
意味:夏のバトミントンをしているとシャトルと一緒に汗も飛び散っている。
【No.2】
『 春うらら シャトルの意味から 教えたよ 』
季語:うらら(か)
意味:春、バトミントンが初めての新入生にシャトルの意味から教えた。
【No.3】
『 空振りに 次のシャトルは 決めてやる 』
季語:なし
意味:空振りをしても気にせず、次は決めてやると闘志を沸かせた。
【No.4】
『 羽子板が 強さの因(もと)か バドミントン 』
季語:羽子板(新年)
意味:羽子板が得意なことが強さの原因かもしれないバドミントンだ。
羽子板はバドミントンと同じようにシャトル代わりの羽根を落とさないようにつきあいます。小さい頃から羽子板で遊んでいたからバドミントンも強いのかもしれないと
どこか面白そうにしている一句です。
【No.5】
『 羽根の音と バドミントンと 夏の汗 』
季語:夏(夏)
意味:羽根が風を切る音と、バドミントンと夏の汗だ。
以上、中学生向け!!部活の俳句集 全50選でした!