秋の風物詩である「運動会」。
最近では、春に運動会を開催する学校も増えてきました。俳句の世界では「運動会」は秋の季語で、現在もそのまま変わらず秋の季語になっています。
今回は、そんな「運動会」をテーマに小学生が詠んだ俳句を20句紹介します。
運動会
赤組優勝
おめでとう!!ハム蔵 心の俳句 pic.twitter.com/WSmfoecJKK
— りなりな (@andorinarina) September 19, 2017
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— 迫本理寛 (@michiseri) June 3, 2017
小学生向け!運動会おすすめ俳句ネタ例集【前半10句】
【NO.1】
『 運動会 がんばれがんばれ 一等賞 』
季語:運動会(秋)
運動会の徒競走。「がんばれ」と、たくさんの声援が響く光景が目に浮かびます。「一等賞」になり笑顔いっぱいの作者の姿が想像できます。「がんばれ」が「おめでとう」に変わる瞬間、とても嬉しいですね。
【NO.2】
『 運動会 親に向かって ポーズする 』
季語:運動会(秋)
運動会にご両親が見に来てくれたことに対する「嬉しい」という気持ちが伝わってきます。嬉しくてテンションがあがっている作者の姿が想像できますね。「親に向かって ポーズする」作者。とても可愛らしいです。
【NO.3】
『 徒競走 トンボ参戦 競走だ 』
季語:トンボ(秋)
秋の運動会。徒競走のスタート時にトンボが飛んできたのでしょう。「トンボ参戦」という表現がとても上手です。トンボも一緒に徒競走、とても微笑ましい光景です。
【NO.4】
『 お弁当 おいしさ増す増す 運動会 』
季語:運動会(秋)
運動会といえばお昼休憩のお弁当。普段のお昼休憩のお弁当とは雰囲気が変わり、それもまた楽しいのかもしれませんね。「おいしさ増す増す」という言葉が、お弁当の美味しさをとても上手にユーモアいっぱいに表現しています。
【NO.5】
『 応援が 胸に響くよ 運動会 』
季語:運動会(秋)
子どもたちだけでなく、たくさんの観覧者の応援が運動場に響いている光景が想像できます。皆の応援はとても嬉しくてパワーをもらいますよね。「胸に響くよ」という作者の想いに共感する方も多いのではないでしょうか。
【NO.6】
『 運動会 秋には遠い 暑さかな 』
季語:運動会(秋)
秋の運動会。学校によって開催する日はそれぞれだと思いますが、9月から10月の頭くらいの開催の場合、まだ暑いと感じる日もあるかもしれません。「秋には遠い」という言葉から、夏のような暑さの中での運動会であることが分かります。
【NO.7】
『 運動会 かけっこ一位 うれしいな 』
季語:運動会(秋)
一年生は初めての運動会。どきどきわくわく、さまざまな想いを抱えながら参加している子どももいることでしょう。かけっこで一位になった作者。「うれしいな」というシンプルな言葉にたくさんの喜びが詰まっているように感じます。
【NO.8】
『 赤とんぼ 肩の上のる 応援団 』
季語:赤とんぼ(秋)
秋の運動会ならではのサプライズの特別参加者ですね。応援合戦で応援団員の肩にのっていた赤とんぼ。とても微笑ましい光景で思わず笑顔になってしまいます。赤とんぼも一緒に応援しにきてくれたのかもしれませんね。
【NO.9】
『 秋晴れを 待つ子眠れぬ 運動会 』
季語:運動会(秋)
運動会を楽しみにしているお子さんの様子がとても上手に表現されています。運動会晴れますように・・・と一生懸命に祈っている姿が目に浮かびます。お天気が心配なことと運動会が楽しみなこと、両方のドキドキで眠れない。とても可愛らしいですね。
【NO.10】
『 秋の空 組体操が そびえたつ 』
季語:秋の空(秋)
きれいに晴れ渡る穏やかな秋の空。美しい青空に組体操のタワーがとてもきれいに映える光景が想像できます。「そびえたつ」という言葉から、生徒たちがしっかりとバランスをとって組んだきれいなタワーが想像できます。
小学生向け!運動会おすすめ俳句ネタ例集【後半10句】
【NO.11】
『 赤とんぼ 運動会の 見守り役 』
季語:運動会(秋)
秋の運動会ならではの光景です。たくさんの赤とんぼが運動会をしている運動場を飛んでいる光景が目に浮かびます。「見守り役」という言葉がとても素敵ですね。生徒たちが運動会を楽しく過ごせるよう見守ってくれているのかもしれません。
【NO.12】
『 運動会 バトンの重みで つぶれそう 』
季語:運動会(秋)
運動会で盛り上がる競技の一つであるリレー。リレーに参加することになった作者の想いが伝わります。1本のバトンをつないでいくリレー。落としてしまったら終わりです。皆の心が一つにならないとうまくバトンがつながっていかないと思います。「バトンの重み」という表現がとても上手です。たくさんの重みにつぶれそうになっている作者の気持ちに共感する方も多いのではないでしょうか。
【NO.13】
『 歓声が 運動会で 空を飛ぶ 』
季語:運動会(秋)
運動会ではたくさんの声が響いています。中でも、大きな喜びは大きな歓声になり、より響き渡ることでしょう。皆の喜びの声、たくさんの歓声が響いている光景を「空を飛ぶ」ととても素敵な言葉で表現しています。歓声がどんどん空にあがっていくようなイメージを感じます。
【NO.14】
『 騎馬戦の 立ち上がりふと 秋の風 』
季語:秋の風(秋)
運動会での騎馬戦はとても盛り上がる競技です。騎馬になる人も上に乗る人も、心を一つにして戦う。とても白熱した戦いが繰り広げられることでしょう。騎馬が立ち上がる時にふと感じた秋の風。まだまだ暑いと思っていたけれどもう秋はすぐ近くにきていることを感じたのかもしれませんね。
【NO.15】
『 運動会 悔しかったよ 準優勝 』
季語:運動会(秋)
運動会では、チームに分かれての熱い戦いが繰り広げられます。さまざまな競技ごとに点数等があり、競技ごとに一喜一憂、さまざまな声が響くことでしょう。皆が一生懸命取り組んでいるからこそ「悔しい」という気持ちが生まれると思います。準優勝で悔しい想いをした作者。今度は優勝できると良いですね。
【NO.16】
『 犬も来る 村を挙げての 運動会 』
季語:運動会(秋)
小さな村で開催される運動会。子どもたちだけでなく地域の大人も皆、村民全員が参加するのでしょう。「犬」も大事な村民ですよね。「犬も来る」運動会、皆が笑顔いっぱいで参加しているあたたかい光景が目に浮かびます。心がほっこりする一句です。
【NO.17】
『 運動会 日陰を探す 昼休み 』
季語:運動会(秋)
秋の運動会とはいえ、まだまだ暑い日もあります。たくさん体を動かしているのでより一層暑さを感じることでしょう。昼休み休憩は日陰ですこしゆっくり休憩したい、そのような作者の声が聞こえてきそうです。
【NO.18】
『 声枯らし 運動会で 旗をふる 』
季語:運動会(秋)
運動会で応援団をやることになった作者。競技に参加する生徒たちへ想いをこめて一生懸命に応援する作者の姿が想像できます。声がかれてしまうほどに応援し、力をこめて旗をふる作者の姿にたくさんの人がパワーをもらったことでしょう。
【NO.19】
『 秋の空 足がのびゆく 肩倒立 』
季語:秋の空(秋)
「肩倒立(かたとうりつ)」とは、頭と首の後ろ・肩と二の腕と肘を地面につけて、足を上に上げる倒立のことをいいます。組体操の一つとして行うことも多いです。きれいに澄み渡る青空に、肩倒立をする生徒たちのきれいに伸びた足がとても映える光景が想像できます。一生懸命に練習を積み重ねたからこそできる美しい技ですね。
【NO.20】
『 運動会 勝利の帽子 飛び上がる 』
季語:運動会(秋)
運動会ではラストに各チームの点数発表、という学校も多いのではないでしょうか。運動会で盛り上がる瞬間の一つです。優勝したチームの生徒たちの笑顔があふれる中で飛び交う帽子は、喜びの表現なのでしょう。とても素敵な光景です。
以上、小学生向け運動会の俳句ネタ集でした!
今回は、運動会をテーマに小小学生が詠んだ俳句を20句紹介しました。
運動が好きな子も得意ではない子も、皆が楽しい思い出になるような運動会になると良いですね。
運動会の思い出。皆さんはどのような思い出がありますか?ぜひ17文字の世界で運動会の思い出を表現してみてください。