【長崎おすすめ俳句 20選】修学旅行の思い出!!季語を含む学生向け俳句ネタ例集を紹介!

 

修学旅行として長崎へ行ったことがある方も多いのではないでしょうか。

 

長崎は、平和学習や世界遺産・歴史や文化等、長崎ならではのテーマで学びを充実させることができる場所として修学旅行先として多くの学校から選ばれている場所です。

 

今回は、「長崎県の観光地」をテーマに詠まれた俳句20句紹介します。

 

 

リス先生
ぜひ俳句作りの参考にしてね!

 

長崎県・修学旅行の思い出俳句ネタ例集【前半10句

 

【NO.1】

『 長崎に 若葉香って 平和知る 』

季語:若葉(夏)

俳句仙人

長崎には原爆資料館や平和公園等があります。核兵器の恐ろしさや世界の平和について学ぶことができ、長崎ならではの貴重な体験ができます。作者はそのような場所を巡り「平和」について改めて深く考えたのではないでしょうか。

【NO.2】

『 南風 吹くステンドグラス 窓あおぐ

季語:南風(夏)

俳句仙人

長崎にあるステンドグラスが美しい建物として有名なのが大浦天主堂です。カトリックの教会堂で国宝に指定された教会の中では国内最古なのだそうです。素敵なステンドグラスを時間を忘れて見入ってしまう作者の姿が想像できます。

【NO.3】

『 鳴り響く 平和の鐘が 夏空に 』

季語:夏空(夏)

俳句仙人

平和公園にある長崎の鐘。原爆によって亡くなられた方の冥福を祈るために1977年につくられました。二度と原子爆弾が使われることがないよう願い、鐘を鳴らし続けることで平和を世界に訴えるために作られた鐘です。平和を願う鐘の響きは深く心に残ったことでしょう。

【NO.4】

『 天井の 染みなぞりたる 原爆忌 』

季語:原爆忌(夏)

俳句仙人

「原爆忌(げんばくき)」とは、89日に長崎に原子爆弾が投下された日のことをいいます。いまだ残る天井にできた大きな染み。原爆の悲惨さを改めて強く感じたことでしょう。

【NO.5】

『 湧水の 水風涼し 四明荘 』

季語:涼し(夏)

俳句仙人

「四明荘(しめいそう)」は、1日約3,000トンの湧水量を誇る豊かな湧水を利用してつくられた庭園です。四方の眺望に優れていることから四明荘と名付けられたそうです。美しい池から吹いてくるきれいで澄んだ風はとても涼しく心地良く感じるのではないでしょうか。

【NO.6】

『 夏の空 みんなの声が 響くペーロン 』

季語:夏の空(夏)

俳句仙人

「ペーロン」とは、中国から伝わったといわれている長崎の伝統行事です。細長い1隻の舟に30人程が乗り、銅鑼と太鼓を打ち鳴らしてリズムを整え櫂を漕ぎ、その速さを競うものです。修学旅行の体験アクティビティとして人気なのだそうです。皆で気持ちを一つにしなければうまく前に進むことができません。生徒たちの元気な掛け声が聞こえてくるようです。

【NO.7】

『 長崎の 街並みきれい 秋深し 』

季語:秋深し(秋)

俳句仙人

長崎はとても美しくきれいな街並みで人気のスポットがたくさんあるそうです。歴史を感じる古い町並み、レトロな雰囲気は普段とは違う感覚を味わうことができ、とても楽しめるのではないでしょうか。きっと長崎の美しい街並みが強く印象に残っているのでしょうね。

【NO.8】

『 万緑や 雲仙荒らし 地になみだ 』

季語:万緑(夏)

俳句仙人

雲仙岳の噴火活動は、199011月から19952月まで続いたそうです。38回の土石流と7回の大火砕流を中心として荒れ狂った自然のパワーを強く知ることになった大災害です。たくさんの涙が流れたことでしょう。作者はきっと深い悲しみを感じたのではないでしょうか。

【NO.9】

『 長崎で 平和を想う 夏の雨 』

季語:夏の雨(夏)

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1945(昭和20)89日に長崎に原爆が投下されました。何もかもなくなり、たくさんの苦難を乗り越えてきた長崎の人々の想い。長崎を歩いていると至るところで、人々の想いや平和な世界であることの大切さを感じるのではないでしょうか。

【NO.10】

『 原爆で 真っ赤に燃えた 夏の空 』

季語:夏の空(夏)

俳句仙人

長崎には原爆資料館等、原爆について学ぶことができる場所がたくさんあります。被爆の惨状や原爆が投下されるに至った経過等、強く心に残ることでしょう。「真っ赤に燃えた空」を見た作者はきっと多くのことを学んだのではないでしょうか。

長崎県・修学旅行の思い出俳句ネタ例集【後半10句

【NO.11】

『 紫陽花や 水音なごむ 島原城 』

季語:紫陽花(夏)

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島原城では紫陽花や美しい湧水が有名なのだそうです。6月頃に見頃になる紫陽花を眺めながら聞こえてくる水音。穏やかな時間を過ごすことができ心が癒されますね。

【NO.12】

『 天を突く 平和の像に 初夏の風 』

季語:初夏(夏)

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長崎の平和公園にある平和祈念像。神の愛と仏の慈悲を象徴したもので、垂直に高く掲げた右手は原爆の脅威、水平に伸ばした左手は平和、横にしている足は原爆投下直後の長崎市の静けさ、立てた足は救った命を表し、閉じた目は戦争犠牲者の冥福を祈っているそうです。悲惨な戦争を二度と繰り返さないという想いが強く感じられるのではないでしょうか。

【NO.13】

『 飲みたいとき 飲める水あり 長崎忌 』

季語:長崎忌(秋)

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「長崎忌」とは、昭和2089日長崎市に原爆がおとされた日のことをいいます。原爆が投下され、多くの犠牲者が出た長崎。水を飲みたくても飲めないまま亡くなった方がたくさんいたそうです。飲みたいときにすぐに飲むことができる水があるということを当たり前だと思わず、今の環境に感謝の心を持たなければいけないと改めて感じます。

【NO.14】

『 公園に 平和を願い 鶴をおく 』

季語:鶴(折鶴)(冬)

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平和祈念像のすぐ側に「折鶴の塔」があります。原子爆弾犠牲者の霊を慰めるとともに、悲劇の歴史を二度と繰り返すことがないようにという想いで建立されました。塔には平和を祈る無数の折鶴が寄せられているそうです。平和を願って鶴をつくった作者の想いはきっと届くことでしょう。

【NO.15】

『 秋の空 特攻隊の 悲しみを 』

季語:秋の空(秋)

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長崎には「特攻殉国の碑」があります。旧海軍の魚雷艇訓練所があったゆかりの地に建てられたもので、3000人もの隊員を顕彰する碑です。「お国のために…」と、特攻隊員として命を落とした人々がいるということをしっかりと学び、忘れないことが大切だと感じる一句です。

【NO.16】

『 長崎で 何かが変わった 原爆忌

季語:原爆忌(秋)

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長崎への修学旅行では原爆のことを学び、平和について改めて深く考える機会になったのではないでしょうか。「何かが変わった」という真っすぐな言葉から、作者の深い想いを感じます。

【NO.17】

『 平和なれ 真夏の空に 鐘がなる 』

季語:夏(夏)

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平和公園内にある長崎の鐘。 原爆投下から33回忌となる1977(昭和52)年に建立されたそうです。平和を願う鐘の音は深く心に残ったことでしょう。この音を忘れないようにしなくてはいけませんね。

【NO.18】

『 おはようと 言える幸せ 夏の今日 』

季語:夏(夏)

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1945(昭和20)89112分に長崎市に原子爆弾が投下されました。全てがなくなったあの日。当たり前の日常がなくなってしまいました。「おはよう」と言葉を交わすこと。これは当たり前なことではないことを作者は学んだのでしょう。毎日言葉を交わすことができる幸せがずっと続くことを願うばかりです。

【NO.19】

『 海望む 島原城に 夏の空 』

季語:夏の空(夏)

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島原城は、安土桃山期の築城様式を取り入れた五層天守閣のお城です。海沿いにあるためお城の背景に見えるものは空と海のみ、というとても素敵なロケーションなのだそうです。白亜のお城は夏の大きくて清々しい綺麗な青い空に良く映えることでしょう。

【NO.20】

『 仰ぎ見る 泉の向こう 祈念像 』

季語:泉(夏)

俳句仙人

平和公園内の「願いのゾーン」として位置づけられている区域には、平和祈念像を中心に「平和の泉」「折り鶴の塔」等があります。平和の泉は、水を求めながら亡くなった原爆犠牲者の冥福を祈りつくられたものです。泉から見る平和祈念像はとても印象に残る風景なのではないでしょうか。この穏やかな空間を守らなければいけないと感じたことでしょう。

 

以上、『長崎(修学旅行の思い出)』をテーマに詠まれた俳句20選でした!

 

 

俳句仙人

今回は、『長崎(修学旅行の思い出)』をテーマに詠まれた俳句を20句紹介しました。

長崎への修学旅行では「平和」というとても大切なテーマが印象に残っている方が多いようです。

「平和な世界」について改めて深く考える機会になったのではないでしょうか。

長崎への修学旅行で感じたことや考えたこと等を俳句で表現してみてはいかがでしょうか。