炎天下での「部活動」。皆さんはどのような思い出がありますか。
今回は、「炎天下(部活)」をテーマに学生さんが詠んだ俳句を20句紹介します。
やべー炎天下☀️
ジリジリあっちーーーー🔥😩👎部活頑張ろ pic.twitter.com/aLZljO3zSL
— かんな (@bmknn_05) July 14, 2015
炎天下(部活)おすすめ学生俳句ネタ例集【前半10句】
【NO.1】
『 炎天下 走ってつかんだ 新記録 』
季語:炎天下(夏)
厳しい暑さの中で必死に走りぬいた結果つかんだ大きな記録。とても素晴らしいことだと思います。「走ってつかんだ」という言葉に躍動感があり、とても良いアクセントになっているように感じます。
【NO.2】
『 白球や 炎天抜ける 放物線 』
季語:炎天(夏)
白球が放物線を描いて飛んでいく。ホームランになったボールがとてもきれいなアーチを描いて空高く飛んでいく様子をとても上手に表現しています。一瞬の静寂のあとに大きな歓声が響き渡ったのではないでしょうか。
【NO.3】
『 炎天下 ラリーが続く 滝の汗 』
季語:炎天下(夏)
暑い夏の時期の卓球部の練習。屋外スポーツではありませんが、炎天下での室内スポーツもとても暑くて辛いものだと思います。ラリーがとても長く続くなかで、必死に球を追いかけ打ち返す作者が、汗だくになっている姿が想像できます。
【NO.4】
『 炎天に 向かって走る 陸上部 』
季語:炎天(夏)
陸上部が練習するグラウンドにはあまり日影のスペースがないのでしょう。厳しい暑さの中で一生懸命走り込みをする陸上部の生徒たち。じりじりと焼き付けるような太陽に向かって走り続けているかのような過酷な練習を重ねる姿が目に浮かびます。
【NO.5】
『 炎天の 百本ノックの 百本目 』
季語:炎天(夏)
真夏の厳しい暑さの中での百本ノック。とても辛くて苦しい、泣きたくなるような練習ですね。実際、汗なのか涙なのか分からない状態なのかもしれません。最後の百本目を終えた時に見える景色はどのようなものなのでしょうか。達成した人にしか分からない景色ですね。
【NO.6】
『 炎天や 1リットルを 飲み干した 』
季語:炎天(夏)
じりじりと焼き付けるような厳しい暑さの中での水分補給は必要不可欠です。絶対に欠かすことができない大切なもの。部活中、しっかりと水分をとらなければ体調を悪くしてしまうことでしょう。単純に「1リットル」と聞くと多く感じるかもしれませんが、たくさん体を動かしている人にとっては、あっという間に飲み干してしまう量ですよね。
【NO.7】
『 炎天の バレーボールに 飛ぶ掛け声 』
季語:炎天(夏)
真夏の気温が高い体育館でのバレーボールの練習。暑さに負けることなく一生懸命練習を積み重ねる生徒たち。きっと声を出すことも辛い状態の人もいることでしょう。それでも必死に声を出し、お互いに声を掛け合う姿はとても素晴らしいことだと思います。
【NO.8】
『 炎天下 日々の練習 アツくなる 』
季語:炎天下(夏)
厳しい真夏の暑さ。とにかく暑い。暑いという言葉が何度も出てしまうのではないでしょうか。でもそのような環境でも、自分のため・チームのために一生懸命にしっかりと練習を重ねていく生徒たち。炎天下で暑く、練習も熱くなる。「アツくなる」という言葉をとても上手に使い、表現しています。
【NO.9】
『 炎天下 皆が見つめる 白い球 』
季語:炎天下(夏)
野球部の練習試合。暑くて汗がダラダラと流れるような中での試合はとても大変なことだと思います。一人の生徒が打った白球はどこへ行くのか。一瞬の静寂とともに全員が白球の行先を見つめる姿が想像できます。
【NO.10】
『 炎天下 応援の声 叫ぶ声 』
季語:炎天下(夏)
真夏の厳しい暑さの中での練習試合。作者は試合のレギュラーではないけれど、レギュラーの生徒たちと同じ気持ちを持ってこの場所にいることでしょう。今の自分にできることは全力で応援すること。そのような気持ちをもって一生懸命叫びながら応援する作者のまっすぐな姿が目に浮かびます。
炎天下(部活)おすすめ学生俳句ネタ例集【後半10句】
【NO.11】
『 炎天下 まぶしさこえて ホームラン 』
季語:炎天下(夏)
じりじりと照り付ける太陽の下での練習試合。焼き付けるような暑さに負けることなく一生懸命戦う作者の姿が目に浮かびます。きれいに晴れ渡る青空に吸い込まれるように高くあがっていくボールを笑顔いっぱいに見つめていることでしょう。
【NO.12】
『 炎天下 勝つと信じて 日々励む 』
季語:炎天下(夏)
真夏の強い日差しの中での練習。暑くて暑くて、とても辛い練習なのではないでしょうか。でも生徒たちの心にあるものは「勝つ」という強い想い。その想いは作者も同じだと思います。「勝つと信じて」一生懸命練習を積み重ねる作者の姿が目に浮かびます。
【NO.13】
『 ひたすらに 蹴り込むシュート 炎天下 』
季語:炎天下(夏)
サッカー部の練習。シュートの練習をしている様子を表現しています。厳しい暑さの中で、何度も何度も繰り返しシュートをする作者。「ひたすらに」という言葉に作者の熱い想いが込められているように感じます。
【NO.14】
『 キックオフ 仲間と駆けた 炎天下 』
季語:炎天下(夏)
キックオフの瞬間。同じ想いを持つ仲間たちとピッチを駆ける姿が想像できます。真夏の厳しい暑さに負けることなく、全力で走り、勝つことだけをひたすらに信じて戦っている生徒たちのまっすぐな想いが伝わります。
【NO.15】
『 炎天へ ガッツポーズの ホームラン 』
季語:炎天(夏)
焼けつくような暑さの中での練習試合。豪快に打った球が真夏の空に一直線で向かっていく様子が想像できます。「ガッツポーズの ホームラン」、喜びしかないですよね。笑顔いっぱいの作者の姿が目に浮かびます。
【NO.16】
『 炎天下 シュートをきめて ハイタッチ 』
季語:炎天下(夏)
厳しい暑さの中でのサッカーの練習試合。日影もないような場所をずっと走り回っているのですから、とても苦しくて辛いことでしょう。でも生徒たち皆が勝つことを信じて頑張っている姿はとても素晴らしいですよね。シュートを決めた瞬間のハイタッチ、とても幸せな時間ですね。
【NO.17】
『 応援団 拳で炎天 突き破り 』
季語:炎天(夏)
応援団部の夏。じりじりと焼き付けるような日差しの中で、一生懸命応援する生徒たち。応援団部の力のこもった応援でたくさんの人がパワーをもらっていることでしょう。「拳で炎天 突き破り」という言葉は、応援団部の気迫のこもった素晴らしい応援をとても上手に表現しています。
【NO.18】
『 炎天に 打った白球 吸い込まれ 』
季語:炎天(夏)
真夏の大きな広い空に吸い込まれるかのように高く伸びていく白球。素晴らしいホームランになったことでしょう。厳しい暑さの中での試合。汗だくになりながら、皆が大喜びしている光景が想像できます。
【NO.19】
『 炎天下 想いのバトン つないでく 』
季語:炎天下(夏)
陸上部でリレーをしている作者。皆の想いがたくさん詰まっているバトンを絶対に次の人につなぐこと、そしてゴールすること。その想いをしっかりと胸に、一生懸命に走っていることでしょう。暑さも忘れてしまうくらいに集中しているのではないでしょうか。
【NO.20】
『 炎天や 逆転満塁 ホームラン 』
季語:炎天(夏)
真夏の厳しい暑さの中での練習試合。じりじりと照り付ける太陽の下、生徒たち皆が心を一つにしてたたかっている姿が想像できます。「勝つ」ことをひたすらに想い続けて一生懸命たたかう。その想いが通じた瞬間の「逆転満塁 ホームラン」。とても嬉しくて幸せな瞬間でしょう。笑顔があふれる素敵な光景が目に浮かびます。
以上、炎天下(部活)に関する学生向け俳句ネタ例集でした!
今回は、炎天下(部活)をテーマに学生さんが詠んだ俳句を20句紹介しました。
厳しい暑さの中での部活動は、とにかく暑くて辛くて苦しいことだと思います。
その中でも一生懸命練習を積み重ね、少しでも強くなるために必死に日々の練習や試合等を重ねていく生徒たち。簡単にできることではないです。
ただただ辛くて苦しい思い出の人もいれば、結果的に良い思い出・経験として残っている人もいることでしょう。
真夏の炎天下の部活動の経験。17文字の世界で表現してみてはいかがでしょうか。