【東京・修学旅行の俳句 20選】楽しい思い出!!季語(春夏秋冬)を含む学生向け俳句を紹介!

 

俳句は五七五の十七音に季節を表す季語を詠んで風景や心情を表す文学で、はじまりは江戸時代からと言われています。

 

現在でも修学旅行などの行事で、記念として俳句を詠む宿題が出る学校も多いほど浸透しています。

 

今回は、「東京」への修学旅行で俳句を詠む時に参考になるおすすめ俳句20句紹介します。

 

 

リス先生
ぜひ俳句作りの参考にしてね!

 

東京・修学旅行の思い出俳句ネタ例集【前半10句

 

【NO.1】

『 浅草寺 スカイツリーも 花の客 』

季語:花(春)

俳句仙人

浅草にある浅草寺からはスカイツリーを臨めます。そんなスカイツリーも、浅草寺に咲く桜の花を高いところから見下ろしている花見客のようだと感じている一句です。

【NO.2】

『 雷門 吹き抜けてゆく 春一番 』

季語:春一番(春)

俳句仙人

雷門を春一番の強風が駆け抜けていく様子を詠んだ句です。仲見世通りの真っ直ぐな道と大提灯が揺れる様子が想像できます。

【NO.3】

『 春暖や 古地図でめぐる 日本橋 』

季語:春暖(春)

俳句仙人

日本橋は江戸時代の頃には街道の起点として賑わっていた場所です。暖かな春の陽気の中で、古地図を片手にどこに何があったか想像しながら歩いています。

【NO.4】

『 五月雨に 打たれてめぐる 浅草寺 』

季語:五月雨(夏)

俳句仙人

梅雨の時期に浅草寺を観光している様子を詠んだ句です。浅草寺は雷門や仲見世通りなどが有名ですが、五重塔や薬師堂などもありかなり広く、散策しやすい境内になっています。

【NO.5】

『 東京の どこか寂しき 熱帯夜 』

季語:熱帯夜(夏)

俳句仙人

東京の夜をホテルや旅館から眺めて、活動的なのにどこか寂しいと感じている一句です。見た目は華やかに見える東京の夜ですが、作者には無機質なものに見えたのかもしれません。

【NO.6】

『 東京の 日差しが痛い 夏の空 』

季語:夏の空(夏)

俳句仙人

東京の都心部はビルやアスファルトに日差しが反射するため、気温のほかにも眩しさを感じます。痛いと感じるほどの日差しに驚いている様子が伺えます。

【NO.7】

『 東京の ごちゃごちゃに虹 かかりけり 』

季語:虹(夏)

俳句仙人

都心のビル群は「ごちゃごちゃ」とした印象を受けるものです。そんな中でも虹は綺麗に半円を描いていて、人工的なものと自然のものをうまく対比させています。

【NO.8】

『 蜜豆屋 浅草寺の 帰り道 』

季語:蜜豆(夏)

俳句仙人

浅草寺の近くにはあんみつを出すカフェや食事処が多くあります。浅草寺の参拝を終えた後に甘いものを食べようとしてあんみつ屋を探す作者の様子を詠んだ句です。

【NO.9】

『 夏の月 スカイツリーに 触れさうに 』

季語:夏の月(夏)

俳句仙人

夏の月とスカイツリーを詠んだ一句です。スカイツリーは高い塔のため周辺の建物で月が隠されることが少なく、まるで互いに触れそうな位置に見えています。

【NO.10】

『 梅雨の間の 上野の森に 奏楽堂(そうがくどう) 』

季語:梅雨(夏)

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「奏楽堂(そうがくどう)」とは、上野公園にある旧東京音楽学校の音楽ホールです。現在でもコンサートが行われていて、梅雨というどんよりとした季節でも重厚感のある雰囲気を醸し出しています。

東京・修学旅行の思い出俳句ネタ例集【後半10句

【NO.11】

『 東京の秋空で 悲しみを釣る 』

季語:秋空(秋)

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秋の空といえばいわし雲が思い浮かびます。いわしを釣るように、秋の空を見ていると悲しみが釣れるようだと作者の心情を表現している一句です。

【NO.12】

『 隅田川 スカイツリーも 天高し 』

季語:天高し(秋)

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隅田川からは高層ビルに視界を邪魔されることなくスカイツリーがよく見えます。抜けるような青空の中に高くそびえるスカイツリーを眺めている一句です。

【NO.13】

『 秋高し そぞろ歩きし 日本橋 』

季語:秋高し(秋)

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日本橋の街並みをそぞろ歩きしている様子を詠んだ句です。秋の天気の良い青空を眺めながらあちらこちらを観光している様子が見て取れます。

【NO.14】

『 多摩川に お喋り交わす 小鳥たち 』

季語:小鳥(秋)

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多摩川の河川敷にいる小鳥たちを詠んでいます。多摩川は万葉集の頃から歌に詠まれている河川で、その頃から続く賑わいを小鳥たちの姿に見たのかもしれません。

【NO.15】

『 オニヤンマ 新宿の空を みている 』

季語:オニヤンマ(秋)

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オニヤンマが木や草にとまり、新宿の空を眺めている様子を詠んだ句です。東京は空が狭いと言われますが、オニヤンマの目には広く見えていたのかどうか想像が膨らみます。

【NO.16】

『 冬の服きて 墨堤(ぼくてい)に 坐り込む 』

季語:冬(冬)

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「墨堤(ぼくてい)」とは江戸時代に隅田川に築かれた堤で、桜で有名です。この句では桜の時期ではなく、冬服を着るほど寒い時期に座り込むことでどこか寂しさを感じさせます。

【NO.17】

『 北風に スカイツリーの 冴え冴えと 』

季語:北風(冬)

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東京の冬は乾燥するため、空がより一層青く見えます。そんな中でスカイツリーの姿やイルミネーションもまた冴え冴えとした姿をしている様子を詠んだ句です。

【NO.18】

『 初場所や 両国の風 触れ太鼓 』

季語:初場所(新年)

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「触れ太鼓」とは初場所の前日に、興行が始まることを触れ回るための太鼓です。両国は国技館での相撲が有名であり、江戸時代の伝統をよく残しています。

【NO.19】

『 隅田川 屋形船行く 冬夕焼 』

季語:冬夕焼(冬)

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隅田川は屋形船でも知られていて、夏の花火大会や忘年会シーズンが特に有名です。江戸時代の舟遊びから続く伝統で、作者は昔も今も変わらない夕焼けの様子を眺めています。

【NO.20】

『 本当の 願い湯島の 寒鴉(かんがらす) 』

季語:寒鴉(冬)

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湯島といえば湯島天神や湯島聖堂など、学問に関する願い事をする人が多く集まる場所です。しかし作者は本当の願い事は他にあるのだとこっそりカラスに打ち明けています。

 

以上、『東京都(修学旅行の思い出)』をテーマに詠まれた俳句20選でした!

 

 

俳句仙人

今回は、『東京都(修学旅行の思い出)』をテーマに詠まれた俳句を20句紹介しました。

江戸時代からの伝統的な行事や名所から、新しくできたランドマークまで多くの地名が詠まれています。
東京に来た時は、ぜひ現代的な建物の中にある伝統や、街並みを見て抱いた感想を詠んでみてください。