「学校給食」は、明治22年(1889年)に山形県鶴岡町にある小学校にて、貧困家庭の児童を対象にして無料で昼食を提供したことがはじまりとされています。
それ以降、全国に「給食」が広がっていき、昭和29年(1954年)に「学校給食法」が制定されたことにより、正式に給食制度が始まりました。給食はさまざまなメニューがあり、とても美味しくて楽しいですよね。
娘の学校給食にもPPAPが出るみたい(´º∀º`) pic.twitter.com/djlmHEWVv5
— ナンシー@TeamABC🍒 (@nannnnnncy) November 29, 2016
子供の学校給食の献立表に「ソフト麺」と書いてあったけれど、横には「タイムスリップ献立 昭和の給食」と書いてあった…。タイムスリップって!(笑)気付いたら古い人間になっていた(^_^;) pic.twitter.com/fkIjIlTYlY
— まーく@おうち整体で「家庭から社会を平和に」 (@mikatakakumei) January 9, 2016
今回は、「給食」を題材にした小学生オススメ俳句を20句ご紹介します。
給食を題材にした小学生オススメ俳句【前半10句】
【NO.1】
『 きゅうしょくを はやくたべたい はやくして 』
季語:なし
給食が楽しみで楽しみで仕方がない様子がとてもよく伝わります。作者は給食を食べることを楽しみに、授業をがんばっているのかもしれませんね。「はやくして」という言葉がとても可愛らしいです。
【NO.2】
『 ミニトマト すっぱいけれど 食べられた 』
季語:トマト(夏)
トマトが苦手な子どもが多いと聞きます。作者もあまり得意ではないのですね。でも、給食のトマトは食べることができた。不思議ですね。給食の先生方がとても上手に調理してくださっているのでしょうね。そして、お友だちと一緒に食べていることも大きいかもしれませんね。
【NO.3】
『 おいしいな 毎日ぼくは おかわりくん 』
季語:なし
給食がとても美味しいのですね。作者が給食が大好きであることがとてもよく伝わります。「おかわりくん」という言葉がとても可愛らしくて良いです。毎日たくさんおかわりして、笑顔いっぱいで給食を食べている作者の様子が目に浮かびます。
【NO.4】
『 献立表 ずっと見てても あきないな 』
季語:なし
給食の献立表。「どんなメニューがあるかな?」「この日はデザートがついている!」「大好きなメニューだ!」…見ているだけでとても楽しいですよね。「ずっと見てても」というのが微笑ましいですね。
【NO.5】
『 給食に 栗ご飯出た おいしいな 』
季語:栗(秋)
秋の味覚、栗。給食室から、栗の甘くて良い香りが教室まで流れてきていたかもしれませんね。栗ご飯を楽しみにしていた作者。たくさん食べることができて幸せいっぱいだったことでしょう。
【NO.6】
『 なぜだろう 嫌いなものでも 食べられる 』
季語:なし
「なぜだろう」という始まりがとても良いです。作者にとって、本当に不思議なことなのですよね、「嫌いなものでも 食べられる」ことが。不思議ですよね。給食は特別な力があるのでしょうね。
【NO.7】
『 ご飯もね 上手につぎわけ あまりゼロ 』
季語:なし
給食当番さんの作者。とても上手にご飯をお皿によそうことができたのでしょう。「あまりゼロ」というのはとても大切なことですよね。そのようなこともしっかりと考えている作者はとても素晴らしいです。
【NO.8】
『 寒い冬 今日も給食 あったかい 』
季語:冬(冬)
スープやシチュー、ラーメン、うどん。寒い冬の温かい給食メニューは、心も体も温まりますよね。「あったかい」という言葉がとても良いアクセントになっているように感じます。
【NO.9】
『 おいしいな きゅうしょくたべて 力もち 』
季語:なし
作者は毎日、美味しい給食をもりもりたくさん食べているのでしょう。「力もち」という言葉がとても可愛らしいです。給食がとても美味しいことが上手に表現されています。
【NO.10】
『 大事にね 一粒一粒 感謝して 』
季語:なし
給食に使われる食材をつくってくださった方、給食をつくってくださった方。たくさんの方が給食に関わっていることを学び、感謝の心をもって給食をいただく。とても素晴らしいことだと思います。「大事にね」という作者の優しい言葉に心がほっこりします。
給食を題材にした小学生オススメ俳句【後半10句】
【NO.11】
『 ふしぎだな きらいなものも 食べられた 』
季語:なし
どうしてなのか分からないけれど、大嫌いなものを食べることができた。給食には不思議な力があるのかもしれませんね。「食べられた」という言葉から、作者の嬉しい気持ちとびっくり驚いている気持ちが伝わります。
【NO.12】
『 みんな食べ 食品ロスを なくそうよ 』
季語:なし
給食の残りについて、「食品ロスを なくそうよ」と呼びかける。自分たちできちんと考えて皆で努力をする。とても素晴らしいことですね。意識するのとしないのとでは大きな差があると思います。とても良い取り組みですね。
【NO.13】
『 パクパクと いっぱい食べた 苦手でも 』
季語:なし
苦手なものでも、「パクパク」食べることができた作者の驚きと喜びを感じる一句です。苦手なものをいっぱい食べることができたのはなぜなのでしょうか。給食は不思議がいっぱいですね。
【NO.14】
『 好きな子に 給食大盛り バレンタイン 』
季語:バレンタイン(春)
バレンタインデーの給食時間。作者は給食当番さんだったのでしょう。大好きな子に「給食大盛り」。とても可愛らしくて微笑ましい光景です。周りのお友だちに、あれ?と思われなかったかしら。作者の想いが伝わると良いですね。
【NO.15】
『 給食の ひとくちひとくち 感謝込め 』
季語:なし
給食にはたくさんの人が関わっています。美味しい給食を毎日食べられることは当たり前のことではない。それをきちんと学び、感謝の気持ちをもって給食をいただく作者はとても素晴らしいと思います。「ひとくちひとくち」大切にかみしめ、感謝を込める。とても素敵な一句です。
【NO.16】
『 おかわりの 行列ならぶよ カレーの日 』
季語:なし
子どもはカレーライスが大好きですよね。行列ができるほどなので、作者の学校のでは、カレーライスは一番人気なのかもしれませんね。皆が、笑顔いっぱいカレーライスを頬張る姿が目に浮かびます。幸せがあふれていますね。
【NO.17】
『 メニュー見て 心もおどる ひなまつり 』
季語:ひなまつり(春)
ひなまつりの給食は特別メニューなのでしょう。「心もおどる」という言葉から、作者がとても楽しみにしている様子が伝わります。ずっと特別メニューを楽しみにしていたのでしょうね。ひなまつりの特別メニューはどのようなものなのか、気になりますね。
【NO.18】
『 今日はなに ドキドキワクワク 献立表 』
季語:なし
「今日の給食のメニューはなんだろう?」と楽しみにしている様子がとても上手に表現されています。「ドキドキワクワク」がこちらにも伝わってきます。このように給食を楽しみにしている子どもがいると、給食室の先生方も作りがいがありますよね。
【NO.19】
『 ありがとう 気持ちをこめて いただきます 』
季語:なし
給食に関わってくださっている全ての方への「ありがとう」。ありがとうの気持ちを常にもって、給食をいただく。とても大切なことですよね。作者の想いがとてもよく伝わります。
【NO.20】
『 メニュー見て 心おどらす 四時間目 』
季語:なし
給食をとても楽しみにしている作者。あと2時間、あと1時間…とわくわくしながら授業を受けている作者の可愛らしい姿が想像できます。いよいよ4時間目。「心おどらす」という言葉がとても良いです。楽しみで仕方がない給食のことをとても上手に表現しています。
以上、給食を題材にした小学生オススメ俳句でした!
学校給食では、季節の行事にあわせたメニューや地域ごとの「地元ならではメニュー」、郷土料理等も献立に入っています。とても素晴らしい取り組みですね。
お友だちと楽しくおしゃべりをしながら、美味しい給食をいただく…。幸せあふれる穏やかな時間がいつまでも続きますように。
ぜひ一句、気持ちを込めて詠んでみてください。