「盆踊り」は現在では8月中旬という夏休みの真っ盛りに行われる行事ですが、季語としては秋になります。
屋台が並びお祭りになることから、子供たちだけでなく大人も楽しみな人が多いイベントでしょう。
今回は、「盆踊り」をテーマにした小学生向け俳句を20句紹介します。
いつまでも 残る思い出 夏祭り#川柳 #俳句 #短歌 #盆踊り大会#そんな季節 #夏だねぇ #夜店 #屋台 #楽しかった #そんな思い出 #盆踊り #夏 #祭り #お祭り #夏祭り#提灯 #ちょうちん#フォト川柳 #フォト俳句 #フォト短歌 #summer pic.twitter.com/88XLjv9pSq
— 迫本理寛 (@michiseri) August 12, 2017
蒸し暑き 夜に響くよ 太鼓の音#川柳 #俳句 #短歌 #盆踊り大会#やってる #そんな季節 #夏だねぇ #盆踊り #夏 #祭り #お祭り #提灯 #ちょうちん #フォト川柳 #フォト俳句 #フォト短歌 #summer #japan #bondance pic.twitter.com/Hbzd48j77m
— 迫本理寛 (@michiseri) August 1, 2017
盆踊りをテーマに詠んだ小学生向け俳句ネタ集【前半10句】
【NO.1】
『 ぼんおどり しらない人とも なかよしに 』
季語:ぼんおどり(秋)
盆踊りの会場で知らない人と一緒に踊って仲良くなる夏休みの一コマを詠んだ句です。いつもはなかなか遊ばない違うクラスや学年、学校の子供たちが集まる盆踊りならではの一句になっています。
【NO.2】
『 姉の背が 遠くなってく 盆踊り 』
季語:盆踊り(秋)
踊っている最中に姉がどんどん先に行ってしまう光景が浮かんできます。輪になって踊ることが多いため、そのうち後ろから追いつかれてしまいそうです。
【NO.3】
『 弟の 手を引き急ぐ 盆踊り 』
季語:盆踊り(秋)
こちらは会場に急いで向かう兄弟の様子を詠んでいます。にぎやかな屋台の連なる場所を二人で急いで走っている微笑ましい句です。
【NO.4】
『 カミナリで 今日も始まる 盆おどり 』
季語:盆おどり(秋)
カミナリの音で盆踊りが始まる、というめずらしい句です。屋外で行われるため雨天では延期になることが多いですが、太鼓の音を稲妻に例えているのかもしれません。
【NO.5】
『 ぼんおどり うちわの先に 星一つ 』
季語:ぼんおどり(秋)
うちわを使って踊ったり、扇いだりしている最中に星が1つ出ていた、という様子を詠んでいます。あそこに星があるよ、とうちわで指し示している子供たちが浮かんでくるようです。
【NO.6】
『 それぞれの 思いが集まり 盆踊り 』
季語:盆踊り(秋)
盆踊りはもともとは盂蘭盆会の行事であるため、亡き人を思い出して色々と思うところがある人も多いでしょう。楽しんでいる人、偲んでいる人、色々な思いが集まる会場のことを考えている一句です。
【NO.7】
『 ぼんおどり 心がはねる 大だいこ 』
季語:ぼんおどり(秋)
大太鼓は普段は聴くことがない楽器です。盆踊りの楽しさで跳ねるような心境と、心臓にまで響いてくるような大太鼓の音を掛けています。
【NO.8】
『 盆踊り 中止真昼の 掲示板 』
季語:盆踊り(秋)
悪天候などで盆踊りが中止になった無念さが体言止めから感じられます。昼に中止のお知らせが出ているので、ギリギリまで実施を検討していたのでしょう。
【NO.9】
『 盆踊 熱冷めやらぬ 秋の夜 』
季語:盆踊(秋)
盆踊りが楽しくて熱気が冷めない会場や自分自身の様子を詠んだ句です。終わった直後は寂しさよりも高揚感が残る様子が涼しい秋の夜との対比になっています。
【NO.10】
『 おおさわぎ ほいさーほいさ ぼんおどり 』
季語:ぼんおどり(秋)
「ほいさーほいさ」と掛け声をかけながら踊っている様子を詠んでいます。大勢が一斉に掛け声をかけるので、「おおさわぎ」しているように感じて楽しんでいるようです。
盆踊りをテーマに詠んだ小学生向け俳句ネタ集【後半10句】
【NO.11】
『 盆おどり やみ夜にひびく 人の声 』
季語:盆おどり(秋)
盆踊りの会場はライトや提灯の明かりがついていますが、普段過ごしている場所よりは薄暗い場所です。そんな中で人の声がたくさん響いている様子を面白がっています。
【NO.12】
『 マンションと マンションの間の 盆踊り 』
季語:盆踊り(秋)
マンションとマンションの間の公園などで盆踊りをしている様子でしょうか。高層マンションが増えてきた中で、隙間を縫うようにして盆踊りをしている様子を上層階から見ているような一句になっています。
【NO.13】
『 ぼんおどり ちがうわたしに へんしんだ 』
季語:ぼんおどり(秋)
盆踊りでは浴衣を着て下駄や草履を履き、いつもとは違う髪型にする人も多いでしょう。そんな様子を「へんしん」と詠んで喜んでいる様子が伝わってきます。
【NO.14】
『 ぼんおどり みてもやっても たのしいな 』
季語:ぼんおどり(秋)
盆踊りは踊っていても楽しいですが、屋台で買い物をしながら見ているのも楽しいものです。綿あめなどを食べながら休憩している子供たちの様子が浮かんできます。
【NO.15】
『 盆踊り 屋台が照らす 笑顔の輪 』
季語:盆踊り(秋)
屋台の明かりが楽しげな子供たちの輪を照らしている様子を詠んだ一句です。踊るのも楽しいですが、様々な屋台を練り歩くのも盆踊りの楽しみの1つでしょう。
【NO.16】
『 盆踊り げたもゆかたも 踊りだす 』
季語:盆踊り(秋)
盆踊りには浴衣や下駄が欠かせません。普段は着る機会のない浴衣や下駄も、年に数度の出番で喜んで踊っているようだと擬人化して詠んでいる句です。
【NO.17】
『 盆踊り いつも通りに 猫通る 』
季語:盆踊り(秋)
盆踊り会場となった公園や広場にいつもいる猫がいるのでしょう。大勢の人が集まり大きな音が響いていても、猫は気にせずいつも通りに通過していく面白さを詠んでいます。
【NO.18】
『 ひらひらと 手のひらかえす 盆踊り 』
季語:盆踊り(秋)
盆踊りの踊りの中には手のひらをひらひらと返す動きがあるものが多いです。光の加減で返される手のひらの動きが幻想的に見えています。
【NO.19】
『 ぼんおどり ぼくはたいこだ 楽しみだ 』
季語:ぼんおどり(秋)
盆踊りでは踊る人達のほかに、太鼓や楽器を演奏する人達もいます。この句では太鼓役に抜擢された子供が張り切っている微笑ましい様子が詠まれています。
【NO.20】
『 盆踊り おしゃべりしてる ゲタの音 』
季語:盆踊り(秋)
ゲタの音は靴と違ってカランカランと音がします。その様子がまるで下駄たちもおしゃべりをしているようだと人に例えている一句です。
以上、盆踊りをテーマにした小学生向け俳句でした!
今回は、盆踊りをテーマにした俳句を20句紹介しました。
屋台や提灯の明かりのにぎやかさ、浴衣などの非日常体験などを詠んでいる俳句が多い印象を受けます。
盆踊りはほとんどの地域では1年に一度のお祭りですので、参加した感想をぜひ俳句にして詠んでみてください。