有名俳句の解説 無季俳句金子兜太 【湾曲し火傷し爆心地のマラソン】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!! 2020年1月21日 「俳句」は日本の伝統的な芸能の一つで、いまや世界中で詠まれ、愛されています。 今回は、数ある名句の中から金子兜太のという句をご紹介します。 湾曲し火傷し爆心地のマラソン (金子兜太) 季語がない、破調だ、など色々言われたらしい。けど季語というなら、爆心地がすでに紛れも無い真夏の季語。 句跨りを視野に入れれば明ら...
有名俳句の解説 富沢赤黄男無季俳句 【やがてランプに戦場のふかい闇がくるぞ】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!! 2020年1月14日 俳句は十七音で作者の置かれた状況を様々な角度で表現しています。 その中でもという句は作者が置かれた戦争の状況を的確に表現した句として知られています。 やがてランプに戦場のふかい闇がくるぞ 富澤赤黄男 戦場の夜は、闇である。今も昔もそれは変わらないだろう。灯りは標的となり、燃料も有限である。見えない敵から、見えない...
有名俳句の解説 無季俳句高柳重信 【きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!! 2020年1月10日 日本には、著名な俳人に詠まれた数多くの俳句が残されています。 その中には、自分の心情をストレートに表現した作品も多いです。 今回は、数ある名句の中から高柳重信の句をご紹介します。 きみ嫁けり 遠き一つの 訃に似たり 高柳 重信 You married is like a death note from far ...
有名俳句の解説 渡辺白泉無季俳句 【戦争が廊下の奥に立つてゐた】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞・作者など徹底解説!! 2020年1月9日 俳句は詠まれた時代を表現していると言われています。 なかでも戦争を題材にした銃後俳句というジャンルがあるのをご存知の方はいらっしゃるでしょうか。 その銃後俳句の中にという有名な句があります。 【 戦争が廊下の奥に立つてゐた by 渡辺白泉 (1939) 】...こういう感覚を詠むには、無季の方が引き立つのかもし...
有名俳句の解説 無季俳句鈴木ゆすら 【捕虜冷えぬ五体の火種皆絶えて】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!! 2019年12月20日 昭和に活躍した俳人「鈴木ゆすら」。 彼は第二次世界大戦後ソ連軍の捕虜となり、過酷な収容所生活を送った経験があります。 今回はその体験を詠んだ句をご紹介します。 本記事では、「捕虜冷えぬ五体の火種皆絶えて」の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。 「捕...
有名俳句の解説 pickup無季俳句 【松島やああ松島や松島や】俳句の季語や意味・場所(何県)・作者を徹底解説!! 2019年12月3日 俳句は五・七・五の十七音から成る世界最短の定型詩で、日本が誇る伝統芸能の一つです。 限られた文字数の中で、人々の心情や情景を伝えるという広がりを持った表現が俳句の魅力といえます。 そんな数ある名句の中でも特に有名なという句、一度はみなさんも耳にしたことがあるのではないでしょうか? 松島やああ松島や松島や と俺も...