有名俳句の解説 春の俳句細見綾子 【春雷や胸の上なる夜の厚み】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!! 2020年1月2日 伝統俳句、現代俳句、新興に前衛、どの時代に詠まれたものであっても、俳句はわずか17音で物語をつづる日本が生み出した芸術です。 今回は、大正から昭和にかけて活躍した細見綾子の作品であるという句をご紹介します。 窓の外が強く光って何事かと思ったら雷。春雷や胸の上なる夜の厚み。 — くまなおみ (@arg_0) Ap...
有名俳句の解説 春の俳句杉田久女 【花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!! 2019年12月31日 五七五というわずか17音で情景や感動をつづる「俳句」は、多くの人々に親しまれている日本の伝統的な芸能の一つです。 今回は、数ある名句の中からという杉田久女の句をご紹介します。 「花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ」(杉田久女) 今日はさくらの日だそうなので。 花衣(はなごろも)とは花見の為にしたてた着物。 (紐見え...
有名俳句の解説 春の俳句村上鬼城 【ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞など徹底解説!! 2019年12月27日 俳句には名句と呼ばれる句がたくさんあり、情景や心情など表現方法は様々です。 「五七五」の17音を定型とする短い詩で、その世界観は世界中の人々から高く評価されています。 今回は、数ある名句の中からという村上鬼城の句をご紹介します。 ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな を彷彿とさせる#村上鬼城 #八重桜 #桜#お嬢様のお花...
有名俳句の解説 中村汀女春の俳句 【たんぽぽや日はいつまでも大空に】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文など徹底解説!! 2019年12月25日 五・七・五のわずか十七音で、瞬間の感動や心象を表現する「俳句」。 俳句と聞けば、高尚で難解なイメージをもたれる方も多いかもしれませんが、決してそうではありません。 女流俳人の中村汀女は俳句について、「だれでも気軽に、自分たちの周囲から美しい詩を見つけて、十七文字にすることです」とし、万人が楽しめる文学だと述べてい...
有名俳句の解説 夏目漱石春の俳句 【菫ほどな小さき人に生まれたし】俳句の季語や意味・解釈・表現技法・作者など徹底解説!! 2019年12月25日 明治を代表する文豪・「夏目漱石」。 『吾輩は猫である』『坊っちゃん』『こころ』など数々の文学作品を残していますが、実は愚陀仏(ぐだぶつ)という俳号を持ち、多くの俳句も詠んでいました。 今回は、漱石が詠んだ句の中でも特に有名なという句をご紹介します。 菫程な 小さき人に生れたし 夏目漱石 pic.twitter....
有名俳句の解説 春の俳句松尾芭蕉 【花の雲鐘は上野か浅草か】俳句の季語や意味・場所・表現技法・鑑賞など徹底解説!! 2019年12月23日 五・七・五のわずか十七音に詠み手の心情や情景を詠みこむ「俳句」。 名句と呼ばれる俳句は数多くありますが、その中で最もよく知られ、他の俳人に大きな影響を与えた人物といえば、「松尾芭蕉」ではないでしょうか? 今回は芭蕉が残した句の中から、という句をご紹介します。 花の雲鐘は上野か浅草か a cloud of che...
有名俳句の解説 春の俳句松尾芭蕉 【ほろほろと山吹散るか滝の音】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!! 2019年12月23日 「五七五」の17音を定型とする俳句は日本が誇る伝統芸能の一つです。 わずか17音で綴られる物語は日本語ならではの文芸であり、その美しさは日本のみならず世界中の人々から高く評価されています。 今回は数ある名句の中でもという松尾芭蕉の句をご紹介します。 ほろほろと 山吹(やまぶき)散るか 滝の音(松尾芭蕉) ...
有名俳句の解説 日野草城春の俳句 【ものの種にぎればいのちひしめける】俳句の季語や意味・表現技法・作者など徹底解説!! 2019年12月23日 大正時代から昭和の中期まで活躍した俳人「日野草城」。 彼は、はじめホトトギス派に学び、端正な写生句を多く残し、後にホトトギス派を離れて新たな俳句の可能性を求めて作風も変化させていきました。 今回は、彼の代表作でもあるという句をご紹介します。 今朝の花🌸 春爛漫♪ ・ものの種にぎればいのちひ...
有名俳句の解説 山口誓子春の俳句 【流氷や宗谷の門波荒れやまず】俳句の季語や意味・表現技法・鑑賞文・作者など徹底解説!! 2019年12月20日 美しい自然の姿や、日々の営みの中で得られる感興を短い言葉で詠みこむ短い詩「俳句」。 日本の伝統的文芸でありながら、今なお進化を続け、世界からも注目されています。 今回は明治に生まれて、大正から句作をはじめ昭和、平成のはじめころまで活躍した俳人、山口誓子のという句をご紹介します。 流氷や 宗谷の門波 荒れやま...
有名俳句の解説 春の俳句細見綾子 【菜の花がしあはせさうに黄色して】俳句の季語や意味・表現技法・解釈・鑑賞など徹底解説!! 2019年12月20日 日本にはこれまで先人達に詠まれた俳句が、数多く残っています。 それらの作品の中には、道端に咲いている花をテーマに詠んだ句も多いです。 今回ご紹介していくの句も季節の花を題材に詠まれた俳句の1つです。 冬の陽、あたたか ゆれて、ゆったり ●菜の花がしあはせさうに黄色して● (細見綾子) pic.twitter.c...